Audi RS Q e-tron E2 @ Spain [2023]
- 2023/07/21
- 20:00
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スペインでテストを行った、「アウディ RS Q e-tron E2」。
アウディスポーツは、2024年の『ダカールラリー』に向けて競技モードに切り替えている。
5月にサウジアラビアでテストを行った後、チームは現在スペインでのテストと直後のラリーレイドイベントである『バハ・アラゴン』を組み合わせている。
3台の「RS Q e-tron E2」が、マティアス・エクストローム(スウェーデン)とエミル・バーグクビスト(スウェーデン)、ステファン・ペテランセル(フランス)とエドゥアール・ブーランジェ(フランス)、カルロス・サインツ(スペイン)とルーカス・クルス(スペイン)の3組のドライバーチームとともに、伝統のイベントに出場する。
"チーム・アウディスポーツ"は、7月11日からの7日間、イベリア半島で1,500㎞以上をテストしてきた。
アウディのモータースポーツ責任者であるロルフ・ミヒェルは、「サウジアラビアでの発見に基づいて、アウディのエンジニアは更なる詳細なステップに取り組んできました。」と述べ、「ドライバーからチームへのフィードバックは貴重なものであり、私たちが正しい方向に進んでいることを示しています。チームの次のステップは『バハ・アラゴン』に参戦することです。」と続けた。
このラリーは、"チーム・アウディスポーツ"とスヴェン・クワント率いる"Qモータースポーツ"のスケジュールに従って、7月21日から22日にかけてスペイン東部の都市テルエル周辺で開催される。
アウディは、電気駆動システム、エネルギーコンバーター、燃料補給を備えたT1Uカテゴリーの革新的なプロトタイプ「RS Q e-tron E2」を開発。
低排出レースカーのクラスは『バハ・アラゴン』には存在しないものの、アウディスポーツは許可を得て出場することが認められた。スヴェン・クワントは、「私たちは総合クラス内でレースするわけではありませんが、ドライバーやコドライバーに競技条件下での徹底的な準備を提供するとともに、私たちの車両について更なる洞察を提供するために参加します。」と語った。
テクニカルディレクターのレオナルド・パスカーリと彼の開発チームは、サスペンションとタイヤに焦点を当てた。
レオナルド・パスカーリは、「さまざまな可能性を表現するために、さまざまなショックアブソーバーの構成を用意しました。」と語り、「そしてもちろん、車両に最適にマッチするように"BF Goodrich"の新しいタイヤを使用しました。」と続けた。
その他の詳細には、車体の最適が含まれており、これによりフロントガラスがすぐに汚れることがなくなる。
マティアス・エクストロームは、「ここ2日間でダンパーに関する知識が大幅に広がりました。」とコメント。カルロス・サインツもこの意見を支持し、「これは前回のサウジアラビアでのテスト以来、とても良い生産的な前進だった。」と述べた。
"チーム・アウディスポーツ"は、サラゴサでの日々をテルエルでの『バハ・アラゴン』の厳しいサービス条件に備えるために費やした。たとえばレギュレーションによれば、土曜日の2つのパーシャルステージ間およびステージ終了後のサービスは30分間のみが許可され、その場合にドライバーとコドライバーを加えた3人のみが車両の作業を許される。
ステファン・ペテランセルは、「バハは、ほぼすべての点で『ダカールラリー』とはまったく異なります。」と述べ、「ルートは世界ラリー選手権のように曲がりくねっていますが、はるかに長いです。道標もしっかりしているので基本的に迷うことはありません。これらのさまざまな条件を考慮すると、バハは砂漠でのオフロードプログラムに加えるのに適しています。」と続けた。
『ダカールラリー』で14回の総合優勝を誇るステファン・ペテランセルは、2007年から2012年の間にスペインで開催された大会で3回優勝したことを振り返る。
一方で、スヴェン・クワントはチームとともにスペインで10回優勝している。
今年のプログラムには、プロローグと7月21日のファーストステージが含まれており、7月22日にはさらに2つのステージで500kmのコースが設定されている。すべての車両カテゴリーにまたがる271チームが参加するこのイベントは、第39回目にして記録的なエントラント数となった。
そして1月の『ダカールラリー』でのアクシデント以来初めて、コドライバーのエドゥアール・ブーランジェがステファン・ペテランセルのコックピットの隣に戻った。エドゥアール・ブーランジェは検査後に、「もちろん、健康には細心の注意を払っていますが、再びステファン・ペテランセルとレースできることを嬉しく思っています。」と語った。
"チーム・アウディスポーツ"による3度目の『ダカールラリー』挑戦に向けて、準備期間は6か月を切っている。スペインでの約2週間のテストは、集中的な段階の始まり。
ステファン・ペテランセルは、「テストは良いことですが、競技モードに戻ることが重要です。」と強調。これは決してドライバーとコドライバーだけに当てはまるものではなく、さまざまな新しチームメンバーも自分たちの環境に慣れていく。時間のプレッシャーがある中で、完璧なやり取りを続けなければならない。
『バハ・アラゴン』の次には、10月に予定されているもう一つの競技『ラリー・デュ・マロック』が控えている。このルートには砂漠が含まれ、距離は『バハ・アラゴン』よりも大幅に長くなる。
そして、追加の計画されたテストにより、来年1月に開催される世界で最も過酷なオフロードレースに向けたチームの準備段階が完了する。
アウディ Audi Sport キーリング Trolley Chip
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