Audi TT "Turns 25" [2023]
- 2023/05/07
- 18:11
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誕生から25年を迎えた、「アウディ TT」。
時代を超越したアウディのデザインアイコン「TT」は、1998年のデビュー以来3世代25年にわたって歴史を書いてきた。
このスポーツカーは、ドライバーに約束された運転の楽しさと明確なデザイン言語をにより、世界中の人々の共感を呼んでいる。
1990年代半ば、ラグジュアリーモデルの「アウディ A8」はアウディブランドをより高い位置に引き上げ、徐々にモデルシリーズの名称を変更。
「アウディ 80」は「アウディ A4」になり、「アウディ 100」は「アウディ A6」と呼ばれた。1994年に導入された「アウディ A4」は、アウディの新しいデザイン言語を具現化した最初のモデル。そして1996年に発売されたプレミアムコンパクトカーの「アウディ A3」、1997年に発売された第2世代の「アウディ A6」が続いた。
斬新で進歩的なデザインを通じてブランドを感情化する過程で、アメリカ人デザイナーのフリーマン・トーマスは、当時アウディのデザイン部門を率いていたペーター・シュライヤーの下で、ピュアスポーツカーである「アウディ TT クーペ」を生み出した。
バウハウスにインスパイアされたスタイリングは、1995年9月にドイツ・フランクフルトで開催された『IAA』においてコンセプトカーとして初めて発表された。
モデル名の「TT」は、世界で最も古いモータースポーツイベントの一つであり、マン島で開催される伝統的なツーリストトロフィーを思い起こさせる。アウディの前身であるアウトウニオンを構成するNSUとDKWは、オートバイで大きな成功を収めた。「TT」という名称も、1960年代のスポーティーな「NSU TT」を思い起こさせる。
「アウディ TT クーペ」がアウディの通常の命名法から意図的に逸脱したことは、モデルの完全な斬新さを強調した。
1995年12月に「アウディ TT クーペ」の量産が決定。
アウディのエクステリアデザイナーで、コンセプトカーのデザインを量産モデルに導入することを支援したトルステン・ヴェンツェルは、「プロポーションを含めて、量産モデルの技術仕様のために多くのディテールを適応させる必要がありました。」と回想している。
最も顕著なのはリアサイドウィンドウの統合であり、これにより車のプロファイルが長くなり、スポーツカーのダイナミクスが向上した。
ヴェンツェルにとって「アウディ TT」は、"最高品質の面と線を備えたドライビングスカルプチャー"のまま。「アウディ TT」のボディは一つのピースから作られているように見え、従来のバンパーオーバーハングのないフロントエンドがそのすっきりとしたフォルムを強調している。
「アウディ TT クーペ」の紛れもないシルエットには、もう一つのデザイン要素がある。それは円であり、ヴェンツェルは"完璧なグラフィックシェイプ"と説明している。
このスポーツカーのエクステリアとインテリアのデザインには、数多くの円形の要素が取り入れられている。
バウハウスにインスパイアされた「アウディ TT」のすべてのラインには目的があり、すべての形状には機能がある。
ヴェンツェルは、「アウディデザインでは、常に"少ないほど豊かである"という哲学に従います。「アウディ TT クーペ」のユニークなキャラクターを本質にまで落とし込むことで引き出すことは、私たちデザイナーにとって挑戦的で特別な仕事でした。」と語った。
1998年に初代「アウディ TT クーペ」は量産を開始し、1年後に「アウディ TT ロードスター」を発売した。
コンセプトカーや1996年に発売された「アウディ A3」と同様に、このスポーツカーは「フォルクスワーゲン ゴルフ IV」の横置きエンジンプラットフォームをベースにしていた。
「アウディ TT」は、当初からハンガリーにあるアウディ・ハンガリア・ モーターKftで製造されていた。塗装されたボディは、ドイツ・インゴルシュタットからハンガリー・ジェールまで一晩かけて鉄道で運ばれ、そこで最終組み立てが行われた。このインゴルシュタットとジェール間のクロスサイト生産方式は、当時の自動車業界ではユニークなものだった。
アウディAGの完全子会社であるアウディ・ハンガリアは、2023年に30周年を迎える。1993年2月に設立された当初はエンジン製造のみであったが、1998年にインゴルシュタット工場と協力して「アウディ TT」の組み立てを引き継ぎ、2013年に同社は本格的な自動車生産工場へと進化。アウディ・ハンガリアは創業以来、4,300万基以上のエンジンと200万台近くの車両を製造してきた。
第1世代の「アウディ TT」のエンジンレンジは幅広く、当然ながら常にスポーティーであった。
たとえば、初代「TT」には、150馬力~225馬力の出力を持つ4気筒ターボエンジンと250馬力のV6エンジンが搭載されていた。エンジンレンジのハイライトは、240馬力にブーストされた「アウディ TT クワトロ スポーツ」の4気筒エンジンであり、1,168台が納車された。
初代「TT」の顧客には、特別な装備に関して多くの選択肢があった。"パパイヤオレンジ"や"ノガロブルー"などの専用ボディカラーに加えて、工場で取り付けられた特別なアクセサリーを装備することができた。たとえば、「アウディ TT ロードスター」のレザーシートの"ベースボールグローブ"デザインは、もともとはコンセプトカーのアイキャッチャーであったが、量産に移行した。
第1世代の「アウディ TT クーペ (8N)」は2006年半ばまでの8年間に17万8,765台が生産され、「アウディ TT ロードスター (8N)」は1999年から2006年の間に9万733台が生産された。
MINICHAMPS(ミニチャンプス) 1/18 アウディ TT ロードスター 1999 ブラック
第2世代では、デザイナーは"必要なものへの削減"を主要な設計原則として保持。これは、たとえばエクステリアのミニマルなデザインと洗練されたドライバー志向のインテリアで明らかにされている。
丸みを帯びたフォルムと円形のモチーフは「TT」ポートフォリオの典型的なものであり、それはアルミニウム製燃料タンクキャップ、円形のエアベント、ギアシフトの縁取り、特徴的なギアノブなど、エクステリアとインテリアのデザインを統一する要素だった。
第2世代の「TT」は、2006年にクーペ、2007年にロードスターが発売され、第2世代の「アウディ A3」のプラットフォームをベースとしていた。
アウディ・マグネティックライドを備えたアダプティブダンパーは初めて装備された。オプション設定されたこのテクノロジーは、ショックアブソーバーを道路のプロファイルやドライバーの個々のスタイルに継続的に適応させる。
2008年には2リッターターボエンジンで272馬力を発揮するスポーツモデル「TTS」が発売され、1年後には340馬力を発揮する2.5リッター5気筒ターボエンジンを搭載した「TT RS」が発売。2012年発売の「TT RS プラス」では、その出力は360馬力に向上した。
2008年にアウディは、「TT 2.0 TDI クワトロ」を発売。これは、ディーゼルエンジンを搭載した世界初の市販スポーツカーだった。
ダイキャストカー アウディ TT RS レッド 1/18
「アウディ TT」の第3世代は2014年に発売され、アウディは新世代を用いて軽量化を図った。
「2.0 TFSI」エンジンとマニュアルトランスミッションを搭載した「TT クーペ」の重量はわずか1,230kgで、従来よりも最大50kg軽量化された。
新しい「TT」と「TT RS」のために、デザイナーは1998年の初代「TT」の紛れもないラインを現代に合わせて再解釈。典型的な「TT」の文字をあしらった丸い燃料タンクキャップは世代を超えて変わることはなかった。多くのプロファイルのディテールも、意図的に第1世代のクラシックなデザインを思い起こさせる。
技術的には、第3世代の「TT」はいくつかの革新をもたらした。たとえばこのモデルではアナログインストルメントと"MMI"モニターに取って代わった、非常に詳細で用途の広いディスプレーを備えた完全デジタルインストルメントパネルであるアウディ・バーチャルコックピットがデビューを飾った。また2016年にアウディはOLED技術として知られる有機LEDを「アウディ TT RS」に初めて採用し、自動車照明技術の新時代を告げた。
第3世代のエンジンレンジも印象的。
当初の最上位モデルは310馬力の2リッターターボエンジンを搭載した「アウディ TTS」で、2016年には2.5リッター5気筒ターボエンジンを搭載した「TT RS」が続いた。400馬力を発揮する「TT RS」のエモーショナルなエンジンはスポーティーなサウンドを誇り、さらに『インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー』を9年連続で受賞。
アウディは2023年のアニバーサリーイヤーを祝うため、「アウディ TT」の四半世紀にわたるデザインとテクノロジーのハイライトを結集した、"ナルドグレー"カラーの100台限定の特別な「アウディ TT RS クーペ アイコニック エディション」を発売した。
Audi TT Roadster 1:18 Gletscherwei〓 5011400515 Hersteller Minichamps 並行輸入品