Audi RS Q e-tron E2 "Debut at Rallye du Maroc" [2022]
- 2022/10/09
- 19:00
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レースデビューを果たした、新しい「アウディ RS Q e-tron E2」。
10月1日~6日に行われた『ラリー・デュ・マロック』に参戦し、3台すべての「RS Q e-tron E2」が砂漠で2,300kmを走破しフィニッシュした。
3台のラリープロトタイプは、すでに『ダカールラリー』の2023年規定に準拠しているため、通常の分類ではないオープンクラスでスタート。
アウディスポーツと3組のドライバーチームであるマティアス・エクストローム(スウェーデン)とエミル・バーグクビスト(スウェーデン)、ステファン・ペテランセル(フランス)とエドゥアール・ブーランジェ(フランス)、カルロス・サインツ(スペイン)とルーカス・クルス(スペイン)にとっては競技条件下でのテストとなり、酷暑と砂ぼこりの過酷な環境の中で、第2世代となるエボリューションモデルの目に見える進歩を学んだ。
『ラリー・デュ・マロック』の要求の厳しいステージとさまざまな地形では、あらゆる状況でドライバーチームとマシンの能力をテストすることができ、アウディスポーツにとって極端な砂丘と石の多いルートを含むラリーは『ダカールラリー』の準備に不可欠な要素だった。
ドライバーチームは、アガディールでのスタート&フィニッシュを含む6つのステージで厳しい課題を克服。ラフな路面で繰り返し見舞われたパンク、厳しい暑さ、密度の高い砂ぼこりによる視界の悪さ、多くのナビゲーションエラーを経験し、そして再び、レースコンディションではテストよりもマシンに大きな負荷がかかることが明らかになった。
"Qモータースポーツ"のマネージングディレクター兼チーム代表のスヴェン・クワントは、「まだいくつかの部分を改善しなければならないことが分かり、ダカールまで取り組みます。しかし、全体として1月に向けて十分に準備されたマシンを手に入れることができることは非常にポジティブである。」と述べた。
"チーム・アウディスポーツ"の3人のドライバーも肯定的な結論を導き出した。マティアス・エクストロームは、「タイヤトラブルといくつかのナビゲーションミスは、私たちに競技の難しさを思い出させ続けました。しかしエンジニアの素晴らしい仕事により、私はマシンのセットアップにとても満足しています。レースは最高のテストです。」と報告。『ダカールラリー』で14度優勝しているステファン・ペテランセルは、「モロッコのステージはダカールとよく似ている。マシンのバランスとハンドリングはまさに私が望んでいた通りです。」と述べた。『ダカールラリー』で3度優勝しているカルロス・サインツは、「タイヤを交換しなければならないこともありましたが、最も重要なニュースは、私たちのマシンが素晴らしく走っていること。良い仕事をしてくれたチーム全体に感謝します。」と前向きな展開を確認した。
アウディスポーツにとってはレースの成績が目標ではなかったため、チームは非常に具体的な様々なタスクを毎日設定。例えば、極度の負荷の下でのバッテリーの充電状態について多くのことを学んだ。
同様に、第4ステージではチームは『ダカールラリー』のクロスカントリーステージに適用される条件を自らに課した。つまり、ドライバーとコドライバーはチームの助けを借りずに、その日の夜、「RS Q e-tron E2」を自分たちだけで維持しなければならなかった。
また、多くのデータを収集し、ソフトウェアなどの最終的な詳細を整理している。
多くの学習効果に加えて、"チーム・アウディスポーツ"は多くの分野で従来の仕事の方向性を確認した。
ドライブトレーンとダンパーを備えたサスペンションは厳しい負荷に耐え、どのマシンも故障したり多くの時間を失うことはなかった。
しかし、『ダカールラリー』の前にいくつかのディテールを見直す必要があり、例えば、ドライバーは車内の電動ホイールガンの位置を変更したいと考えている。
アウディスポーツは、今後数週間にわたりエントリーチームの"Qモータースポーツ"とともに『ダカールラリー』の準備に集中する。
メカニックは3台の「RS Q e-tron E2」のすべてをオーバーホールし、調査結果を分析して11月までにレースカーを再構築。その後、短期間の機能テストを行い、12月31日に開幕する『ダカールラリー 2023』に向けてサウジアラビアに輸送される。
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