Audi RS Q e-tron [2022]
- 2022/02/27
- 19:00
![Audi RS Q e-tron [2022] 001](https://blog-imgs-136.fc2.com/a/u/d/audiwp/2022022709264316as.jpg)
![Audi RS Q e-tron [2022] 002](https://blog-imgs-136.fc2.com/a/u/d/audiwp/20220227092645094s.jpg)
![Audi RS Q e-tron [2022] 003](https://blog-imgs-136.fc2.com/a/u/d/audiwp/20220227092646529s.jpg)
アブダビでの次なる挑戦を迎える、「アウディ RS Q e-tron」。
1月の『ダカールラリー』で4つのステージ優勝を収めてデビューを飾ったあと、「RS Q e-tron」は新たなチャレンジに向き合う。
電動ドライブトレーン、高電圧バッテリー、高効率エネルギーコンバーターを備えた革新的なプロトタイプは、3月6日~10日に開催される『アブダビ・デザートチャレンジ』に参戦する。
"チーム・アウディスポーツ"は、『FIA 世界ラリーレイド選手権』の第2戦となる『アブダビ・デザートチャレンジ』に、アウディ・ワークスドライバーのステファン・ペテランセル(フランス)とエドゥアール・ブーランジェ(フランス)がエントリー。
今日のFIA会長であるモハメド・ビン・スライエムが1991年に創設し、当時は『UAE・デザートチャレンジ』と呼ばれたこのイベントで、ステファン・ペテランセルはすでに7度優勝している。1996年に初めてオートバイで成功を収め、2002年以降は車で6度の勝利を収めた。最近では妻のアンドレアをコドライバーとして迎えた2019年に勝利を収めている。
『アブダビ・デザートチャレンジ』は、サウジアラビアとの南の国境にあるアル・ダフラ地域で5つのステージがあり、開幕戦の『ダカールラリー』よりははるかに短い。
毎日のステージの距離は217km~318kmで、合計は1,342km。リエゾンステージを含めたラリー距離は合計1,933kmであり、ステージの割合は69%と非常に高くなっている。
全体的にコンパクトなフォーマットにもかかわらず、ステファン・ペテランセルは決してこのイベントを過小評価していない。彼は「経験によれば、このラリーのルートの約80%は大きな砂丘の山にあり、残りの20%はコースのない平坦な砂地にあります。」と語り、「同様に、気温は1月よりも高くなっている。」と続けた。
このことはアウディとそのパートナーである"Qモータースポーツ"に新たな課題をもたらす。
第一に「RS Q e-tron」は、『ダカールラリー』ではこれまで経験したことのない温度で恒久的に性能を証明しなければならない。
そして第二に暑い砂は非常に柔らかくなるなるため、長い砂丘のルートとの組み合わせによりエネルギー消費量が大幅に増加する。
また別の側面として柔らかい砂でマシンはより簡単にスタックする。しかしステファン・ペテランセルは電動全輪駆動に利点があると考えている。彼は「砂丘の頂点が最も難しく、速度が遅すぎるとタイムを失ったりスタックします。一方で速すぎると未知の世界に飛び込む危険があります。」と言い、「従来のラリーカーでは常に適切なギアを決める必要があり、ミスを犯す可能性があります。一方で「RS Q e-tron」の連続可変ドライブは高いトルクと同様に完璧です。」と続けた。
アブダビでのイベントは、別の重要な分野で『ダカールラリー』とは大きく異なる。
ナビゲーションは伝統的に簡単。コドライバーのエドゥアール・ブーランジェは、今回はロードブックに隠された"ウェイポイントの仮面劇"を免れる。代わりにこれらの仮想地形マーカーは、主催者のナビゲーションエイドに明確に示される。しかしこのことは、エドゥアール・ブーランジェのような熟練したコドライバーを区別するようなナビゲーションの質にとっては違いが少なくなる。
ステファン・ペテランセルとエドゥアール・ブーランジェは、1月にすでに『ダカールラリー』を戦っている「RS Q e-tron」を操る。
シャシーナンバー104は『ダカールラリー』の後もアラビア半島に残っており、最初にドバイに向かった。ラリープロトタイプは"フラット12"のイベントで1月の『ドバイ24時間レース』で優勝を飾った「アウディ R8 LMS GT3」に会い、その後隣接するアブダビへの旅を続けた。
2度目のレースでは、初の表彰台獲得という野心的な目標を掲げている。
世界中のファンは、再び包括的な情報でイベントを楽しむことができる。
1月の成功に続き、アウディはアブダビでもFacebookとaudimedia.tvでのインサイドショーを継続。プレゼンターのモリー・ペティットが毎日の要約、バックグラウンド情報、インタビューを含む配信を行う。
またFacebook、Twitter、Instagramの各ソーシャルメディアチャネルでも「RS Q e-tron」の2度目のレースの展開を報告する。
[本/雑誌]/AUTO SPORT(オートスポーツ) 2022年3月10日号
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