Audi RS Q e-tron [2022]
- 2021/10/02
- 19:00
![Audi RS Q e-tron [2022]](https://blog-imgs-148.fc2.com/a/u/d/audiwp/202110021531245f4s.jpg)
開幕まで100日を切った、『第44回 ダカールラリー』。
これは、アウディスポーツにとって本当の時間との戦いが始まったことを示している。
アウディは独自のコンセプトを慎重に用いて、国際モータースポーツにおける最大の課題の一つに取り組んでいる。
「アウディ RS Q e-tron」には、『フォーミュラE』を戦ったモータージェネレーターユニット(MGU)を2基備えた電動パワートレーンがあり、高電圧バッテリーは『DTM』を戦った高効率なTFSIエンジンと3基目のMGUで構成されるエネルギーコンバーターによって走行中に充電される。
「RS Q e-tron」のプロトタイプは約12か月で制作され、2021年6月30日のノイブルク・アン・デア・ドナウでのロールオフと2022年1月1日のハイル(サウジアラビア)でのレーススタートは、わずか6か月の間に行われる。
「RS Q e-tron」はアウディスポーツがこれまでレースで展開したテクノロジーの点で最も洗練されたマシンであり、このような複雑なプロジェクトの準備期間としては非常に短い。
「RS Q e-tron」のパワートレーンのコンセプトにとっての課題は従来と大きく異なる。
シャシーやサスペンションに大きな違いはないものの『ダカールラリー』の過酷な条件下で高性能、軽量、確実に機能することが求められ、車内にはさらに多くのコンポーネントがある。
またそれらは相互に完全に調和し、スムーズに連携する必要がある。
従来の動力源を備えたダカールマシンは、内燃機関とトランスミッションという2つの主要なコンポーネントを備えている。
一方で「RS Q e-tron」には、フロントアクスルとリアアクスルそれぞれの電気モーター、高電圧バッテリー、もう一つのMGUとTFSIエンジンで構成されるエネルギーコンバーターがある。
そしてこれらの各コンポーネントには専用の冷却システムが必要となり、インタークーラーや車内のドライバーとコ・ドライバー用のエアコンシステムを含めると6つもの冷却システムがある。
このような複雑なマシンにとって、もう一つの大きな課題はパッケージング。
すべてのコンポーネントに対応するためにすべての空間を利用する必要があり、これには整備の容易さが犠牲となる。
例えばフロントアクスルディファレンシャルの交換には現時点でまだ多くの時間がかかり、『ダカールラリー』本番ではより早く達成できなければならない。
これはチームが現在、膨大な時間のプレッシャーの下で取り組んでいる問題の一つに過ぎない。
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