Audi R8 LMS GT3 [2022]

2021/08/14
19:28

テクニカルデータが公開された、2022年仕様の「アウディ R8 LMS GT3」。

車両タイプは、FIA GT3規則に準拠したスポーツカー。
シャシーは、強化スチール製ロールケージを備えたアルミニウム＆カーボンファイバー強化プラスチック（CFRP）製ハイブリッドデザインのアウディ・スペースフレーム（ASF）。
ボディワークは、CFRP＆アルミニウム製。
セーフティーコンセプトは、FIA LMP1クラッシュ要件を満たしたフロント＆リアのアルミニウム＆CFRP製衝撃吸収構造、ルーフ上の救助ハッチ。

リアアクスル前方に縦置きされるエンジンは、5.2リッターV10。
特長は、90度のバンク角、シリンダーあたり4つのバルブ、4つのダブルオーバーヘッドカムシャフト、ガソリン直噴、最適化された吸気セクションの長さ、上流O2センサーとメタリックレーシングキャタリティックコンバーターを各バンク1つずつ使用するエミッションコントロールシステム、84.5mm×92.9mmのボア×ストローク。
エンジンマネジメントは、"Bosch Motorsport Motronic MS6.4"。
エンジン潤滑方法は、ドライサンプ（量産モデルと同様）。

最高出力：最大585馬力（シリーズ主催者のBoPによって決定されるリストリクターにより可変）
最大トルク： 550Nm以上

トランスミッションは、ニューマチック式6速シーケンシャルパフォーマンストランスミッション（パドルシフト付き）。
駆動方式は、後輪駆動。

サスペンションシステムの特徴は、前後ダブルウィッシュボーン、コイルスプリング＆4wayガス圧ダンパー付きサスペンションストラット、無段階に調整可能な車高およびトウ＆キャンバー、フロント＆リアの3wayアジャスタブルスタビライザー。

ブレーキは、油圧式デュアルサーキットシステム。
スチール製ブレーキディスクは、フロント380×36mm径、リア355×32mm径。
前後可変ブレーキ圧配分、12段階のレーシングABSを装備している。

鍛造アルミニウムホイールは、フロント12.5×18インチオフセット45.65、リア13×18インチオフセット43。
タイヤサイズは、フロント30-68/18、リア31-71/18。

その他の特徴は、12段階のトラクションコントロール（ASR）、電動油圧式焼結3プレートレーシングクラッチ（ECA）、機械式リミテッドスリップディファレンシャル（可変プリロード）、等速ジョイントドライブシャフト、サーボアシスト付きラック＆ピニオンステアリング、FIA規格8865-2015に準拠した消火システム、高さと長さを調整可能なセーフティーステアリングコラム、マルチファンクションステアリングホイール、レールにマウントされるクイックアジャスタブルペダル、FIA規格8862-2009に準拠した6ポイントマウント付きアウディスポーツ・プロテクションシート（PS03）、"KRONTEC"製給油システム"RFC-88-TN"（キャップレスシステムはオプション）、標準装備されるエアコンシステム、モータースポーツ用電気システム。

ボディサイズは、全長4,599mm×全幅1,997mm×全高1,171mm。
ホイールベースは、2,700mm。

ホモロゲーションに準拠した乾燥重量は、1,235kg。

燃料タンクの容量は、120リットル（FT3セーフティータンク）。

価格は、429,000ユーロ（＋付加価値税）。