Audi RS 3 Sedan "Lap Record Nordschleife" [2021]
- 2021/08/04
- 18:33
![Audi RS 3 Sedan Lap Record Nordschleife [2021] 001](https://blog-imgs-148.fc2.com/a/u/d/audiwp/20210804113918a7fs.jpg)
![Audi RS 3 Sedan Lap Record Nordschleife [2021] 002](https://blog-imgs-148.fc2.com/a/u/d/audiwp/202108041139194a2s.jpg)
![Audi RS 3 Sedan Lap Record Nordschleife [2021] 003](https://blog-imgs-148.fc2.com/a/u/d/audiwp/20210804113921343s.jpg)
ドイツ・ニュルブルクリンクの北コース"ノルドシュライフェ"に於いて、コンパクトセグメントの最速ラップタイムを記録した新しい「アウディ RS 3 セダン」。
6月、アウディスポーツのレーシングドライバーで開発ドライバーでもあるフランク・スティップラーが、従来の記録を4.64秒上回る7分40.748秒を記録した。
トルクスプリッター、セミスリックタイヤ、RSスポーツサスペンションプラスは、理想的なセットアップを実現。
とりわけ、後輪間の駆動トルクを完全可変な方法で分配するトルクスプリッターは、レコードタイムに貢献した。
アタックラップの前にドライバーのフランク・スティップラーとチームは、セミスリックタイヤ"PIRELLI P Zero Trofeo R"の空気圧をサーキットコンディションに合わせて調整しただけだった。
このような挑戦の機会は無限にはないため、常に少しのことが重要となる。
特にタイヤ空気圧に関してはトルクスプリッターの機能にも大きな影響を与え、この調整は成功した。
最速ラップタイムのためのセットアップの基礎は、最先端技術の相互作用。
初めてアウディモデルに搭載されるトルクスプリッターは、後輪間のトルクを各ドライブシャフトのマルチディスククラッチを介して制御し、完全可変に分配する。
ダイナミックなドライビングでは、ホイール負荷が高くなると、外側の後輪への駆動トルクが増加。これは左カーブでは右後輪に大きなトルクがかかり、右カーブでは左後輪に大きなトルクがかかることを意味する。
したがって新しい「RS 3」はコーナリング性能がさらに向上し、ステアリングの舵角をより正確に追従。一般的にカーブの真ん中から終わりまで、そしてカーブから加速する場合にはるかに機敏になる。
トルクスプリッターは、機敏なドライビングという点で飛躍的な進歩をもたらした。
これは独特なエンジンとトランスミッションの特性を備え、サーキット用に特別に調整された新開発の"RSパフォーマンス"ドライビングモードとの組み合わせで特に明白となる。
ここではトルクスプリッターがさまざまな運転状況でオーバーステアやアンダーステアをほとんど伴わずに、可能な限り最もニュートラルなハンドリングを保証。
これにより、カーブを抜ける際の早めの加速が可能になりラップタイムが短縮される。
セットアップは、セミスリックタイヤ"PIRELLI P Zero Trofeo R"(純正オプションとして初めて設定)、フロントの19インチセラミックブレーキシステム、アダプティブダンパーコントロール付きRSスポーツサスペンションプラスにより完成する。
アダプティブダンパーコントロールは、路面状況や運転状況そしてアウディ・ドライブセレクトで選択されたモードに合わせて、各ショックアブソーバーを個別かつ継続的に調整される。
"RSパフォーマンス"モードには、異なるサーキット用に2種類のセットアップが装備されている。
1つは高い横方向のダイナミクスを維持しながら垂直方向の励振を最小限に抑えるノルドシュライフェのような不規則なコースで快適になるよう調整され、もう一つはホッケンハイムリンクのようなフラットなサーキットのためのスポーティーなセットアップ。
セラミックブレーキシステムとアダプティブサスペンションを備えた「RS 3」の伝説的な高性能5気筒エンジンは、このセグメントでトップとなる290km/hの最高時速を実現。
また、0-100km/hを3.8秒で加速する性能もクラストップ。
(ニュルブルクリンク/Nurburgring)モノポリー ニュルブルクリンク ボードゲーム ドイツ語表記