Audi RS Q e-tron [2022]
- 2021/07/24
- 19:00
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アウディスポーツが発表した、「アウディ RS Q e-tron」。
革新的なドライブコンセプトを備えた未来的なプロトタイプにより、2022年1月の『ダカールラリー』に挑戦する。
アウディスポーツは、最初のコンセプトアイデアから1年未満で新しい「RS Q e-tron」のテストを開始。
ユニークなドライブコンセプトは電動パワートレーンを高効率エネルギーコンバーターと組み合わせて使用し、アウディは世界で最も過酷なラリーにおいて従来型の動力を備えたライバルと総合優勝を争う最初の自動車メーカーを目指している。
アウディはクワトロで『世界ラリー選手権』の常識を変え、電動ドライブトレーンで『ル・マン24時間耐久レース』に勝利した最初のブランドだった。
「RS Q e-tron」は白紙の状態から記録的な早さで生み出され、それはブランドのスローガンである"Vorsprung durch Technik (技術による先進)"を象徴する。
『ダカールラリー』の特徴は、エンジニアに特別な課題を与えること。
マラソンイベントは2週間続き、毎日のステージの距離は最大800kmに達する。
アウディが挑戦しようとしていることはこれまでに一度も行われたことはなく、これは電動ドライブトレーンの究極の課題。
砂漠では充電の機会がないため、アウディは革新的な充電コンセプトを選択した。
「RS Q e-tron」には『DTM』の高効率TFSIエンジンが搭載され、走行中にバッテリーを充電するエネルギーコンバーターの一部となる。
内燃エンジンは特に効率的な4,500~6,000rpmの範囲で動作するため、1kWhあたりの消費量は200gをはるかに下回る。
「RS Q e-tron」のドライブトレーンは、電動。
フロントとリアのアクスルの両方には、アウディスポーツによって開発され2021年シーズンの『フォーミュラE』を戦う最新の「アウディ e-tron FE07」と同じモータージェネレーターユニット(MGU)が搭載されている。
『ダカールラリー』でMGUを使用するためには、わずかな変更を加えるだけで済んでいる。
同じデザインの3番目のMGUはエネルギーコンバーターの一部であり、走行中に高電圧バッテリーを再充電することに役立つ。
さらにブレーキング中のエネルギーを回収する。
バッテリーの重量は約370kgで、容量は約50kWh。
バッテリーは、パートナーとの共同により実現した独自開発。
アウディのエンジニアは基本的にすべてのコンポーネントに開発の可能性を見出しているものの、ドライブトレーンシステムに関しては『フォーミュラE』ですでに97%を超えるシステム効率を達成しており、これ以上の改善の余地はない。
しかしバッテリーとエネルギー管理ではまったく状況が異なり、それは最大の開発の可能性が一般的な電気自動車にある。
非常に挑戦的な『ダカールラリー』のプロジェクトから学んだことは将来の量産モデルに活かされ、従来のモータースポーツ活動と同様に市販車の開発チームとも緊密に協力している。
e-ドライブトレーンの最大システム出力は、500kW。
『ダカールラリー』の間にどれだけの量が使用されるかは、主催者の最終決定を待っている。
電動ドライブトレーンには多くの利点がある。電気モーターは非常に正確に制御できるため、優れた操縦性を確保でき、またブレーキング時のエネルギーを回収することができる。
「RS Q e-tron」は、1つの前進ギアしか必要としない。
また電気自動車でも一般的であるように、フロントアクスルとリアアクスルに機械的な接続はない。
アウディが開発したソフトウェアはアクスル間のトルク配分を引き継ぎ、仮想的で自由に構成可能なセンターデフとして機能する。このことは、プロペラシャフトと機械式デフに必要な重量とスペースを節約できるというプラスの副作用がある。
視覚的には「RS Q e-tron」は、従来型のダカールプロトタイプとも大きく異なる。
この未来的な外観はアウディ特有の多くのデザイン要素を備えており、"Vorsprung durch Technik"とアウディの未来を象徴することを目的としている。
『ダカールラリー』への参戦は、"Qモータースポーツ"と連携して行われる。
アウディは常にレースで新しく大胆な道を選んできたものの、「RS Q e-tron」は今までの中でも最も複雑なマシンの一台。
電動ドライブトレーンは多くの異なるシステムが相互に通信する必要があることを意味し、『ダカールラリー』で最も重要な信頼性に加え、このことが今後数か月の最大の課題となる。
「RS Q e-tron」のプロトタイプは、7月初めにノイブルクで初めてロールオフ。
年末までの行動計画には、集中的なテストプログラムとクロスカントリーラリーへの最初のテストエントリーが含まれている。
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