Audi Sport Product Range [2021]

2021/06/15
18:30

史上最大となった、アウディのRおよびRSモデルラインアップ。

アウディスポーツGmbHは2020年に29,300台以上の車両を顧客に提供し、アウディのハイパフォーマンスカー部門は過去最高の出荷台数を記録した。
そして現在、15を超えるRおよびRSモデルが販売されており、これまでで最大のプロダクトレンジを誇っている。
また「RS e-tron GT」により、アウディスポーツは完全電動の世界への参入にも成功した。

アウディスポーツのRおよびRSモデルは、ブランドのスポーティーなイメージにおいて重要な役割を果たす。
この特定のセグメントではパフォーマンスとデザインだけでなく、日常使用への適合性とカスタマイズ性にも高い要求を課す、非常に要求の厳しくテクノロジーに精通した顧客を対象としている。
そしてこれはアウディスポーツににとって大きな成長の可能性があるセグメント。

2020年にはコロナウィルスのパンデミックにもかかわらず、アウディスポーツの売上高は16%増加。
これはヨーロッパ、北米、中国などの主要な販売地域だけでなく、日本、オーストラリア、ニュージーランドでも新しいモデルを発売したことに帰結する。
アウディスポーツのハイパフォーマンスモデルの魅力はブランド全体の認知度にプラスの影響を及ぼし、「RS 6 アバント」、「RS 7 スポーツバック」、「RS Q8」の発売後に特に顕著であり、厳しい市場にもかかわらず優れた販売台数を記録。アウディスポーツのモデルは世界中で常に夢の車であり続けている。

しかし現在、世界は電動化とデジタル化で変化し、これは何が夢の車を構成するのかという人々の考えにも影響を与えている。
アウディスポーツはその変化を感じており、顧客の購入理由とラグジュアリーに関する認識に影響を与えるメガトレンドと市場の動向を集中的に分析している。
持続可能性の側面はパフォーマンスに重要な要素を追加。これまでに見たものとは異なるものの間違いなく魅力的。

RSファミリーの全く新しい側面を明らかにした「RS e-tron GT」は、アウディスポーツにとって最初の完全電動RSモデルであり、最初の完全電動ハイパフォーマンスモデル。
最大646馬力の最高出力と830Nmの最大トルクを発揮し、その加速は驚異的。
長年の顧客と新しい顧客の両方にアピールする「RS e-tron GT」は、完全電動ハイパフォーマンスモデルの新時代を迎える1つのマイルストーンとなる。

加速性能は一つの重要なポイントであるものの、それでも多くの人がパフォーマンスを大排気量の内燃エンジンの印象的なサウンドと関連付けている。
これがまさにアウディスポーツが最大の変化と見ている。
完全電動のハイパフォーマンスモデルを購入する顧客は明らかに並外れた性能を求めているものの、持続可能性を優先し控えめに表現している。
静けさは新しい大音量であり、デジタルな"e-tron"スポーツサウンドシステムは電気モーターの回転数やその他のパラメーターに関するリアルタイムデータを用いて、動作中のドライブシステムのサウンドを真に絶妙な方法でシミュレーション。
ドライバーは、アウディ・ドライブセレクトシステムのカスタマイズ機能を介してサウンド特性の変更が可能。これにより住宅街では静かに運転し、状況が許せばRSモデルらしいサウンドを奏でることができる。

明確で体系的な電動化戦略はアウディスポーツの将来の存続の基盤となり、内燃エンジンのモデルを電動化するプロセスを開始した。
「RS 6 アバント」と「RS 7 スポーツバック」および「RS Q8」は、パワフルな4リッターV8ツインターボTFSIエンジンと48Vマイルドハイブリッドシステムおよびシリンダーオンデマンドテクノロジーを組み合わせている。
将来世代のモデルは、高性能プラグインハイブリッドと完全電動パワートレーンを備えたRSシリーズをさらに一歩進める。

e-モビリティはドライビングダイナミクスにまったく新しい次元を開く。
たとえばトルクベクタリングを備えた電動クワトロドライブの完全に可変するトルク配分について考えると、高性能e-モビリティの時代を先導するのは「RS e-tron GT」などの完全電動モデルとなる。

アウディスポーツはロードマップの次のステップの具体的な詳細を明らかにしている。
2024年にはハイパフォーマンスモデルの50%以上を部分的または完全に電動化し、2026年までにその数字は80%になる可能性がある。
顧客の特定の市場やセグメントに適した製品とサービスを提供する考えで、マイルドハイブリッド技術による幅広いモデルの電動化から、プラグインハイブリッドの柔軟性、そして完全電気駆動のユニークなドライビング体験にまで及ぶ。また多くの市場ではハイパフォーマンスSUVセグメントに大きな可能性がある。
そして2030年までには高性能セグメントは電動モデルのみとなる予定で、言い換えれば完全電気自動車と高性能プラグインハイブリッド車のみ提供される。

この規模の変革は最大のチャンスであり、アウディスポーツはチームとしてこの変化に非常に熱心に取り組んでいる。
変化は常に素晴らしい機会をもたらし、このプロセスでは他よりも早く新しいソリューションを開発し、それらを勇気をもって実装するよう動機づけられている。
ここでアウディスポーツの使命は、高性能セグメントでモビリティの未来つまり持続可能で進歩的なデジタルの未来を創造すること。
アウディスポーツは、顧客の需要が高く、最高の製品にのみ満足していることを知っている。

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