Audi RS e-tron GT [2021]
- 2021/04/01
- 19:00
![Audi RS e-tron GT [2021] 001](https://blog-imgs-137.fc2.com/a/u/d/audiwp/20210401180111eaas.jpg)
![Audi RS e-tron GT [2021] 002](https://blog-imgs-137.fc2.com/a/u/d/audiwp/2021040118011305bs.jpg)
持続可能なアルミニウムから造られたホイールをオプション設定する、「アウディ RS e-tron GT」。
アウディはサプライチェーンにおいてCO2プログラムを体系的に継続しており、その結果として生産段階でアウディのモデルに使用される部品のCO2排出量をすでに削減している。
パイロットプロジェクトの一環として、「e-tron GT」用の20インチホイールは"アルコア"から供給されるCO2排出量を削減したアルミニウムを用いてホイールメーカーである"ロナール グループ"が製造する。
これにより、サプライチェーンでの持続可能性が向上し、アウディのモデルが確実により少ない二酸化炭素排出量で顧客に届くようになる。
"アルコア"は、独自開発した二酸化炭素のかわりに酸素を放出する革新的な製錬プロセスによって、アウディのパイロットプロジェクトにアルミニウムを供給。
合弁会社の"エリシス"は、このプロセスをさらに発展させている。
現在アメリカとカナダでの研究により商業規模にまで拡大している"エリシス"の精錬技術は、アルミニウムを製造する従来のプロセスと比較した場合、直接的なCO2を排出しない。
"エリシス"は一次アルミニウムを製造するためのプロセスである電気分解中に伝統的に使用する炭素アノードを置き換える、いわゆる不活性アノードを使用。不活性アノードは、電気分解で得られた条件下では電解質に不溶性である。
アウディ用ホイールの製造のために、"アルコア"は"エリシス"のプロセスと"アルコア"独自の低炭素アルミニウムによるブレンドの金属を"ロナール グループ"に供給。
「e-tron GT」にオプション設定される"ロナール グループ"のアルミニウムアロイ製20インチホイールは、重量最適化のためにフローフォーミングテクノロジーを用いて製造される。
ホイールの特別なプロペラ状のデザインは、走行中の空力特性を向上させる。わずか2~3mmの厚さのブレードはホイールの大部分を覆っており、高い空力効率を確保している。
「e-tron GT」は、グランツーリスモとしてスポーティーさと効率性のために特別にデザインされており、抗力係数0.24を達成。
この優れた数値は、最大488kmまたは472kmのWLTPに準拠した航続距離に大きく貢献している。
「e-tron GT」はドイツ・ネッカーズルムにあるベーリンガーホフ製造施設で生産された最初の電気自動車であり、この施設は2020年から再生可能エネルギーで稼働している。
「e-tron GT」の量産開始以来、バイオガスを使用する熱電供給プラントはベーリンガーホフでの生産に必要な熱を供給。
またアウディは再生可能エネルギー源を使用して現在回避できないCO2排出量を相殺するために、認定された気候保護プロジェクトからのカーボンクレジットを利用している。
"ロナール グループ"は、ドイツ・ランダウで100%エコ電力を使用してホイールを製造し、オフセットにより熱消費を補正する。
アウディ、"アルコア"、"ロナール グループ"はアルミニウムスチュワードシップイニシアチブ(ASI)のメンバーであり、アウディはASIからCoC認証を取得した最初の自動車メーカーとなった。
これは会社がアルミニウムの利用について、持続可能性、ビジネス倫理関連、生態学的、社会的側面を考慮していることを証明する。
2018年、アウディはサプライチェーンの脱炭素化を継続することを目的として、"サプライチェーンにおけるCO2プログラム"を開始した。
このプログラムは、生産された各車両の上流製造プロセスにおいてCO2排出量を削減することに役立つ。
特にアルミニウムは材料生産時に高いエネルギーを必要とするため、アウディのCO2プログラムで焦点となった。
アルミニウムはアウディに到着する前に、上流のプロセスですでに多くのCO2排出を引き起こしており、そのため製造プロセスのできるだけ早い段階でCO2排出量を削減することに役立つ革新的なプロセスを積極的にリサーチしている。
"エリシス"が開発したプロセスは、原材料の処理段階ですでに有効となっているため有望。
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