Audi Q4 e-tron [2021]
- 2021/03/18
- 19:04
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アウディが公開した、新型車種「アウディ Q4 e-tron」のインテリアデザインとコンセプト。
ドライバーと同乗者は、新しい「Q4 e-tron」でeモビリティの新次元を体験する。
電動コンパクトSUVの広さは現在のクラスのベンチマークをはるかに超えており、フルサイズクラスに匹敵するスペースを提供。
ディスプレーのコンセプトも新しい次元に達した。先駆的な拡張現実ヘッドアップディスプレーは現実世界と仮想世界を結びつけ、"MMI"ディスプレーは最大11.6インチ。
タッチコントロールを備えた新世代のステアリングホイールは、新しい電気自動車の将来の方向性を示している。
収納に関しては総容量で約25リットルと高いスコアを獲得し、ハイライトはドア上部のボトルホルダー。
広々とした進歩的なインテリアデザインにより、テクノロジーの新時代を体験することができる。
「Q4 e-tron」でアウディは真のオールラウンダーを提示。
それは日常生活とレジャーのための自信に満ちたパートナーであり、あらゆる点で家庭のメインカーとして適している。
全長4,590mm、全幅1,865mm、全高1,613mmのボディサイズはラージコンパクトSUVセグメントに位置する。
このコンパクトな電動SUVは、モジュラーエレクトリックドライブシステム(MEB)アーキテクチャをベースとしており、全く新しいスペース分割を可能とした。
フロントオーバーハングはわずか86cmだが、ホイールベースは2.76mとミディアムサイズSUVよりもさらに長い。結果として得られる室内の長さは1.83mで、これは大型のフルサイズクラスのSUVと同等。
「Q4 e-tron」は、乗り込むことさえ快適な経験。
ドアは大きく開き、シートは高く快適な位置にある。
ドライバーと最大4人の同乗者は、センタートンネルの代わりに平らな段差しかない事実により可能となった広々としたインテリアを満喫できる。
2列目のシートポジションはフロントシートより約7cm高く、頭上や膝前の空間も十分に確保されている。
このコンパクトな電動SUVの広さに関しては、プレミアムセグメントで直接の競合他社を上回る。
「Q4 e-tron」には、真のオールラウンダーおよびファミリーカーとして豊富な収納コンパートメントと人間工学に基づいたボトルホルダーが備わる。
収納コンパートメントは、グローブボックスを含めて合計24.8リットルと十分な容量を持つ。
センターコンソールには2つのカップホルダー、カバー付きの4.4リットルの収納コンパートメント、2つ(オプションで4つ)のUSB-Cポート、さらにリクエストに応じて携帯電話用のアウディ・フォンボックスが統合されている。
4つそれぞれのドアトリムには最大1リットルのボトル用ホルダーが備わり、すべてアームレスト前部の上に配置されていいるため非常に簡単に手が届く。アッパーボトルホルダーはデザイナーとエンジニアの緊密な協力により開発され、ドアの限られたスペースにこの場所を見つけることは本当の挑戦だった。
アウディのすべてのモデルと同様に、「Q4 e-tron」でもフラットメニュー構造を備える完全デジタル化された操作とディスプレーのコンセプトに頼っている。
これはドライバー用のデジタルインストルメントクラスターまたはアウディ・バーチャルコックピット、セントラル"MMI"タッチディスプレー、自然言語ボイスコントロール、新しい先駆的なテクノロジーとなるオプションの拡張現実ヘッドアップディスプレーの4つのレベルで構成される。
アウディは拡張現実ヘッドアップディスプレーにより、ディスプレー技術において大きな前進を遂げた。
これはフロントガラスを介してステータスセクションと拡張現実(AR)セクションの2つの異なるレベルで重要な情報を投影。
一部の運転支援システムやナビゲーションシステムの方向転換矢印、出発点や目的地から提供される情報は、ARセクションのコンテンツとして実際の外界の対応する場所に視覚的に重ね合わされ、動的に表示される。
それらはドライバーから約10m前方の物理的距離に浮いているように見え、状況によってはとても先に見える場合もある。
ドライバーはディスプレーに混乱したり気を散らしたりすることなく、表示をすばやく理解することができ、視界が悪い状況でも非常に役に立つ。
ドライバーの視点から見たARコンテンツの視野は約70インチのサイズに対応。その下にはステータスセクションと呼ばれるフラットな近接エリアウィンドウがあり、運転速度と交通標識、運転支援システムとナビゲーションシステムのシンボルがドライバーの約3m前方に浮かんでいるように静的に表示される。
拡張現実ヘッドアップディスプレーの技術的な心臓部は、長いインストルメントパネルの奥深くにある画像生成ユニット(PGU)。
特に明るいLCDは、生成した光線を2つのレベルミラーに向け、特殊な光学部品が近接領域と遠方領域の部分を分離する。
レベルミラーは電気的に調整可能な大きな凹面鏡にビームを向け、そこからフロントガラスに投影。それらはアイボックスと呼ばれるドライバーの視野内に映る。
見かけの距離が10mまたは状況によってそれ以上離れている場合でも、ドライバーは実際の環境と同じようにシンボルをはっきりと見ることができる。
いわゆるARクリエーターは、ソフトウェア側の知能および予測画像ジェネレーターとして機能。
これは複数の個別モジュールで構成されるモジュラーインフォテインメントプラットフォーム(MIB 3)の処理ユニット。ARクリエーターは毎秒60フレームの速度で表示シンボルをレンダリングし、それらを投影光学のジオメトリーに適合させる。
同時に、フロントカメラ、レーダーセンサー、GPSナビゲーションを介して得られるロウデータを使用して、周囲の環境との位置関係を計算する。
このソフトウェアは約60万行のプログラミングコードで構成されており、それは初期のスペースシャトルの制御システムよりも約50%多い。
ARクリエーターは計算作業を実行する際に、センサーによるオブジェクトの認識とグラフィックコンテンツの出力の間に常にほんの一瞬のわずかな差があることを考慮している。
この短い時間内に、「Q4 e-tron」はブレーキングや舗装路面のくぼみが原因でその位置が大幅に変わる可能性があり、アイボックスの表示が間違った位置にジャンプしないよう複数の計算が継続的に実行される。
それらの1つはカメラソフトウェアで行われ、もう一つはARクリエーターが最新のデータを使用して車の継続的な前進の予測計算を行う。
さらなる計算では、カメラやレーダーおよび横滑り防止装置(ESC)のセンサーから提供されたデータに基づいて垂直方向の動きを推定。これらの洞察は画像が出力される数ミリ秒前に行われる"手ぶれ補正"に組み込まれ、ディスプレーの破壊的な手ぶれを防ぐ。
拡張現実ヘッドアップディスプレーは、ナビゲーションの脈略において特に印象的な方法でその強みを示す。
道路上では、ドローンと呼ばれるフローティングアローがルート状の次のアクションポイントを動的に表示。例えば交差点に近づくとアニメーションの矢印がドライバーを正確に誘導する前に、フローティングアローが最初に方向転換操作を知らせる。その後ルートをまっすぐ進むとドローンは前方に飛んで消え、次のアクションポイントの前に余裕を持って再び現れる。
ターニングポイントまでの距離は、近接エリアの下部ウィンドウにメートル単位で表示される。
ドライバーがアダプティブクルーズアシストを作動させ車を車線中央に維持している場合でも、拡張現実ヘッドアップディスプレーが視覚的なヒントを用いてドライバーを支援。
「Q4 e-tron」がウィンカーを作動させずに車線ラインに近づくと直ぐに、車線逸脱警告が実際の車線ラインに赤色のラインを重ねる。
もう一つの例は先行車に関連する。システムが作動中の場合、車はディスプレー上で色付きのストライプでマーキングされ、これによりドライバーは気を散らすことなくアダプティブクルーズアシストまたはアダプティブクルーズコントロールのステータスを理解することができる。
またアダプティブクルーズアシストがドライバーに注意を払っていることを確認するよう促すと、赤色のマークと警告記号が表示される。
デジタルコックピットには3種類のバリエーションが設定される。
標準のデジタルインストルメントクラスターは10.25インチの大きさで、マルチファンクションステアリングホイールを介して操作可能。ディスプレーのスピードメーターの隣にあるパワーメーターは、バッテリーの出力と充電状態から回生に至るまでドライブシステムに関するすべての重要な情報を要約する。
アウディ・バーチャルコックピットはオプションの最初のレベル。ナビゲーションマップとインフォテインメントコントロールを統合し、2つのビューモードを切り替え可能。
アウディ・バーチャルコックピットプラスは最上位バージョン。ビューモードは"クラシック"と"スポーツ"の他に、パワーメーターがメインとなる"e-tron"レイアウトが提供される。表示の多くは"MMI"を介して自由に構成することができる。
ダッシュボード中央の"MMI"タッチディスプレーは、最大11.6インチ。
アコースティックフィードバック付き"MMI"タッチディスプレーは10.1インチの大きさで、その解像度は1,540×720ピクセル。これはDABデジタルラジオを備えた"MMI"ラジオプラスとして標準構成され、インフォテインメントシステムおよび多くの快適機能を制御するために使用される。また手書きでのテキスト入力も可能。
オプションの大型バージョンではディスプレーのサイズが11.6インチとなり、その解像度は1,764×824ピクセル。これはアウディ史上で最大のサイズであり、今年末に選択可能となる。
「Q4 e-tron」の3番目のコントロールレベルは、"Hey Audi"というキーワードでアクティブとなる自然言語ボイスコントロール。
"最寄りの充電ステーションはどこですか?"など、日常の言葉で多くの入力やリクエストを理解する。
また"MMI"ナビゲーションアドバンスが搭載されている場合は、多くの状況でオンライン比較を実行する。
インテリアデザインにも新時代の技術が反映されている。
インストルメントパネルは先進的なエレガンスを表現するとともに、開放感を強調。コックピットは非常に立体的なデザインを特徴とし、その幾何学的なボリュームは感動的な方法で相互に関連している。
「Q4 e-tron」では、これまで以上に操作ユニットとディスプレーユニットがデザイン要素としての機能を担っており、ドライバー用のデジタルインストルメントは2つのボリュームの間にひし形のように埋め込まれている。エアベントを組み込んだ左側は短く、右側は長い。それは助手席のドアまで伸び、さらなるエアベントを統合している。
そのフロントスペースを占める中央の"MMI"タッチディスプレーはすっきりと明るく見える。またドライバーに向かって傾けられ、人間工学に基づいたアクセシビリティのために適切に配置されている。
テックレイヤーとして知られるリーンインレーはディスプレーの上にあり、インストルメントパネルに接続している。
パネルの表面素材の選択肢には、オープンポアライムウッド、2つの異なるデザインのアルミニウム、およびプラスチックが含まれる。
リサイクル素材を部分的に用いたテクニカルハイブリッドファブリックは、発売直後に"S line"インテリアのインレーとして利用できるようになる。
アクセントサーフェスとして知られるインストルメントパネルのさらなる輪郭は、装備パッケージに応じてインレーと一致するようさまざまなシルバーとグレーの色調でデザインされている。これらの輪郭で最も印象的なものはインストルメントパネルを2つのゾーンに分割して水平方向に走り、独自の"e-tron"バッジで装飾される。そのすぐ下には同じくドライバーに面してエアコン制御のための操作ユニットがあり、その下の空間には黒いパネルのような大きな操作パネルが広がる。このパネルはギア選択のためのコンパクトなシフター、キャパシティブロータリーボリュームコントロール、スタート&ストップボタン、ハザードライトスイッチ、アウディ・ドライブセレクトのボタンを保持し、さらに黒いパネルの外観はシームレスなタッチパネルとして設計され、白色のバックライトを当てることができるさらなる機能のためのボタンもある。
「Q4 e-tron」のステアリングホイールも、モビリティの未来への道を切り拓いている。
新世代に属するダブルスポークデザインを採用し、中央の4リングはフラットなデザインを特徴とする。また"S line"パッケージでは"S"エンブレムが下部スポークを飾る。
上部スポークはそれぞれのアクティブなボタンを示すために、機能領域もバックライトで照らされたブラックパネルのタッチ面を備えている。それらはわずかな突起で互いに分離されているため使いやすく、ボタンを押すと柔らかいハプティックフィードバックを提供する。またスマートフォンと同様に、タッチ操作だけでなくリストをスクロールするなどスワイプ操作も可能。
ステアリングホイールにはさまざまな選択肢があり、最上位バージョンにはコースティング走行のためのパドルとスポークの2パートトリムを備えている。
ヒーター付きステアリングはリムの上下がフラットになっており、これはインテリアの雰囲気をさらに未来的に見せるためのソリューション。
見た目、機能、感触のいずれであっても、新しいステアリングホイールは「Q4 e-tron」の進歩的な特徴を明確に表現している。
「Q4 e-tron」のフロントシートは、安全技術の面でも最先端。
側面衝突時にはサイドエアバッグに加え、運転席右側のボルスターからセンターエアバッグが展開し、運転席と助手席の衝突を抑止する。
オプションでシートヒーター、電動調整機能、電動ランバーサポートを選択することも可能。
シートにはベーシック仕様と、視覚的に統合されたヘッドレストを備えたスポーツ仕様があり、オプションでランバスパターンのステッチを施すこともできる。
インテリアカラーは、ブラック、スチールグレー、サントスブラウン、ペルガメントベージュから選択可能。
合計9種類の装備パッケージには、ステッチングパッケージも含まれる。ベーシック仕様には5種類のパッケージがあり、その他の4種類は"S line"パッケージ用。これらはドアシルトリム、アクセントサーフェスのペイントカラー、アームレストの素材、ヘッドライニングが異なる。
インテリア用のすべてのオプション装備パッケージには、白色LEDライティングまたはマルチカラーアンビエントライティングパッケージプラスが含まれる。
アルミニウム製イルミネーテッドドアシルトリム、ステンレススチール製サポート付きペダル、ブラック・ヘッドライニング、シートバックレストの"S"エンボス加工、コントラストステッチが施されたパンチングレザー製ステアリングホイール("S"バッジ付き)など一部の装備は"S line"インテリアパッケージの専用装備。
インテリア素材の選択肢も豊富。
伝統的な素材を好む顧客は、レザー&アーティフィシャルレザーとプレミアムファインナッパレザーのどちらかを選択できる。
アーティフィシャルレザーとマイクロファイバー素材の"Dinamica"の組み合わせは、もう一つの新しいバリエーション。これは見た目も手触りもスエードのようでありながら、リサイクルされた繊維やペットボトルなどを45%含むポリエステルで作られている。
同じくアーティフィシャルレザーと組み合わせた"Plus"張りは、"S line"インテリアのさらなるオプションであり、ここでも二次原料が使用される。使用される繊維の最大50%はリサイクルされたペットボトルを精巧な手順で糸に変えたもので構成される。これにより従来のテキスタイル張りと同じ見た目と手触りの品質基準を持つ素材が得られる。「Q4 e-tron」のシートセットでは、26本の1.5リットルペットボトルに新しい目的が与えられている。
アウディの電動モデル攻勢は、勢いを増し続けている。
「Q4 e-tron」は、ラージSUVモデルの「e-tron」と「e-tron スポーツバック」、およびスポーティーな「e-tron GT」に準拠。
特に魅力的で急成長している市場セグメントであるコンパクトSUVクラスで発売される「Q4 e-tron」は、ブランドの電動化戦略で重要な役割を果たす。
それは魅力的な価格で電動プレミアムモビリティの世界への入り口を提供する。
アウディ Audi キーリング e-tron