Audi "Project Dakar" [2022]
- 2020/12/12
- 22:00
![Audi Project Dakar [2022]](https://blog-imgs-137.fc2.com/a/u/d/audiwp/20210226132805eb8s.jpg)
アウディが『ダカールラリー』への参戦を表明した。
モータースポーツの最大の課題の一つに直面しているアウディは、2022年に初めて革新的なプロトタイプで有名な『ダカールラリー』に参戦する。
代替ドライブコンセプトは、電動パワートレーンと高電圧バッテリーおよび高効率エネルギーコンバーターを組み合わせたもの。
クロスカントリーラリーへの参戦により、アウディは国際ラリーの舞台へ復帰。これは将来のワークス体制でのモータースポーツ活動の先頭に立つこととなる。
モータースポーツへの多面的な取り組みはアウディのブランド戦略の不可欠な部分であり、今後も続く。
アウディは今後も国際的なトップレベルのモータースポーツにおいてブランドのスローガンである"Vorsprung durch Technik (技術による先進)"を実証し続け、市販車向けの革新的な技術開発を行う。
世界で最も過酷なラリーへの参戦は、このための完璧なステージとなる。
このクロスカントリーラリーへの参戦は、ドイツに新しく設立された"QモータースポーツGmbH"と協力して行われる。
革新的なドライブトレーンコンセプトを備えたダカールプロトタイプの開発はアウディ社内で行われ、クロスカントリーモータースポーツで膨大な量の経験を持つ"QモータースポーツGmbH"とともにレースに出場する。
"QモータースポーツGmbH"はスヴェン・クワントと彼の2人の息子によって設立された。
クワントは1998年に『T1マラソンカップ』で優勝し、同じ年に自身のチーム"GECOレイド"は『パリ-ダカールラリー』のT1クラスで1位から3位を独占した。
またクワントは2002年11月から2004年の終わりまで三菱自動車のモータースポーツ活動全ての責任者を務め、同時に彼は『ダカールラリー』で5回の優勝を祝い、クロスカントリーラリーで『FIAワールドカップ』を11回優勝した"X-raid"チームを編成した。
幅広いカテゴリーで多くの国際的な成功を収めた後、アウディはラリーにカムバックし、モータースポーツにおけるブランドの成功の歴史の始まりを示す。
1981年に「アウディ クワトロ」はラリーの世界に革新をもたらした。今日では四輪駆動はラリーカーのスタンダードとなっている。また市販車でも最もスポーティーなアウディの量産モデルで最大の安全性を保証し、"e-tron"モデルでも電気的な四輪駆動を実現している。
『ダカールラリー』で代替ドライブコンセプトを使用することで、アウディは現在、最も過酷な状況に直面している。
マシンは強力な電動ドライブトレーンによって駆動。これに必要なエネルギーは高電圧バッテリーから供給され、エネルギーコンバーターとしての高効率なTFSIエンジンを介して走行中に必要に応じて充電することもできる。
目的は、今後数年間で電動ドライブトレーンとバッテリーの性能を恒久的に改善すること。このプロセスで得られた経験は、将来の量産電動自動車のさらなる開発に組み込まれる。
アウディは『ダカールラリー』での実行可能な代替ドライブコンセプトの開発に取り組んだ最初の自動車メーカーであり、モータースポーツのパイオニアとなる。
2012年にアウディは『ル・マン24時間耐久レース』において、ハイブリッドレーシングカーでの初勝利を達成。「アウディ R18 e-tron クワトロ」は世界で最も重要な耐久レースで3年連続で勝利を飾った。
2014年以来、アウディは完全電動レーシングシリーズの『フォーミュラE』でも成功を収めた。
最初は長年のパートナーである"アプトスポーツライン"をサポートし、2017年からは全面的にワークス体制で参戦している。
"アウディスポーツ アプト シェフラー"チームは6年間の『フォーミュラE』の歴史で最も成功したチームであり、12回の優勝を含む合計43回の表彰台を獲得した。
特別なハイライトには、2017年のドライバーズタイトルと、2018年のチームタイトルの獲得が含まれる。
今日アウディでは電気自動車はもはや未来の夢ではなく、現在の夢となっている。
「アウディ e-tron」は多くの市場でベストセラーであり、スポーティーな先駆者の「アウディ RS e-tron GT」は間もなく街を走る。
そして早くもアウディは2025年には、売り上げの約40%が純粋な電気自動車とプラグインハイブリッド車で達成されると予想されている。
このことが、最も過酷な状況に直面する電動モータースポーツの次のステップに踏み出す理由。
『ダカールラリー』は多くの技術的自由度を提供し、この点がアウディにとって完璧なテストラボの場となる。
ワークス活動としての『ダカールラリー』は、『フォーミュラE世界選手権』に取って代わる。
2021年シーズンを最後に『フォーミュラE』へのワークスチームでの参戦は終了し、カスタマーチームへの新開発のパワートレーンの供給のみが継続される。
カスタマーレーシングは、アウディの将来のモータースポーツプログラムにおいて2番目の重要な柱であり続ける。
アウディスポーツ・カスタマーレーシングは引き続き包括的なモデルラインアップを提供するとともに、世界中のレースで集中的なサービスを提供。
さらにこのプログラムには、『ニュルブルクリンク24時間耐久レース』などの主要な耐久レースや、『インターコンチネンタルGTチャレンジ』などの国際レーシングシリーズへの「アウディ R8 LMS」の参戦が含まれる。
またアウディでは国際モータースポーツで他に可能な活動分野を評価しており、このことが電動化とカーボンニュートラルなモビリティに明確に焦点を当てているブランドの将来の戦略と同様に、顧客の希望を念頭に置いている。
そのため、ハイライトである『デイトナ24時間耐久レース』と『ル・マン24時間耐久レース』で新しいスポーツプロトタイプカテゴリーのLMDhに左入する準備を集中的に行っている。
ファンにとって最も重要なメッセージは、モータースポーツがアウディで引き続き重要な役割を果たすということ。
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