Audi e-tron GT quattro [2021]

2021/02/11
18:00

アウディが発表した、新型車種「アウディ e-tron GT クワトロ」。

電動モデル攻勢を続けるアウディは、2月9日に行われたオンラインワールドプレミアにて、完全電動グランツーリスモ「e-tron GT クワトロ」を発表。
2つのデジタルプレゼンテーションでは、ハイライトとなるダイナミックなドライビングデモンストレーションやエモーショナルなデザイン、そして持続可能性が披露された。

「e-tron GT クワトロ」で、アウディは電動モビリティがどれほど魅力的であるか、そして感動的なモビリティの未来を形作る計画を示している。
「e-tron GT クワトロ」は世界がこれまでに見たことのないようなアウディであり、4ドアクーペはエモーショナルなデザインとパワフルなドライブおよびダイナミックなハンドリングを兼ね備えている。

新時代の幕開けとなる未来のグランツーリスモ「e-tron GT クワトロ」は、パワフルで速くダイナミックであり、そしてローカルエミッションはゼロ。
これらの資質の合計は、グランツーリスモのアイデアを再解釈する強いキャラクターとなる。

先行販売は、2021年2月に開始される。

「e-tron GT クワトロ」のエクステリアデザインは、ダイナミックな芸術作品。
オプションでアウディ・レーザーライトを装備できるヘッドライトからリアの大きなディフューザーまで、各表面とラインは調和していおり、細部が組み合わさって風によって形作られたように見える。
ボディラインは非常に空力的で、抗力係数はわずか0.24。

インテリアもクラシックなグランツーリスモそのもの。
運転席と助手席はスポーティーな低いポジションに配置され、広いセンターコンソールで仕切られる。そして後部座席は大人にも十分なスペースを提供。
インテリアデザインの進歩的なエレガンスは、クルマのキャラクターを強調している。

グランツーリスモは、ダイナミックなハンドリングと自信に満ちた滑らかな走りを備えたスポーティーなツーリングカー。
「e-tron GT クワトロ」はこのキャラクターを備えている。

ドライブは前後アクスルにそれぞれ1基の永久磁石同期モーター（PSM）を搭載した電動四輪駆動。
リアアクスルには2速トランスミッションを備える。
合計出力は350kW（476馬力）および630Nm。ローンチコントロールでは最大2.5秒間のブースト出力が有効となり、390kW（530馬力）および640Nmを発揮する。
0-100km/h加速は4.1秒。最高時速は245km/h。

93kWh（正味容量85kWh）のリチウムイオンバッテリーがもたらす、最大487km（WLTPに準拠）の航続距離も同様に重要。
その800Vのテクノロジーは、最大270kWの出力の急速DC充電を可能にする。

サスペンションは、ダイナミズムと快適さのバランスがとれている。
これにはアウディ・ドライブセレクト、オールホイールステアリング、ダンパーコントロール、3チャンバーエアサスペンション、電動四輪駆動、リアアクスルデフロックなどのテクノロジーも貢献している。

ホイールの選択肢は、最大21インチ。
直径420mmのブレーキディスクは、オプションでカーボンファイバーセラミック製も選択可能。

「e-tron GT クワトロ」は、すべてのアウディモデルと同様に広範囲のコネクティビティを備えている。
インフォテインメントやアウディ・コネクトのオンラインサービスおよび運転支援システムは最先端。
そしてダイナミックな芸術作品は優れたサウンドでなければならないため、アウディは「e-tron GT クワトロ」のためにユニークなサウンドを生み出した。それはアウディがそうであるようにパワフルで進歩的に聞こえる。

「e-tron GT クワトロ」はアウディのネッカーズルム工場のベーリンガーホフで、スマートファクトリー技術と職人技を組み合わせて生産される。
ここではエコ電力とバイオガスを使用したカーボンニュートラルな生産を実現。
また独立した革新的なボディショップにより、「アウディ R8」と組み立てラインを共有する。