Audi e-tron FE07 [2021]
- 2020/11/29
- 07:00
![Audi e-tron FE07 [2021] 001](https://blog-imgs-137.fc2.com/a/u/d/audiwp/20201128212946982s.jpg)
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![Audi e-tron FE07 [2021] 004](https://blog-imgs-137.fc2.com/a/u/d/audiwp/2020112821295076es.jpg)
アウディスポーツが発表した、新しい「アウディ e-tron FE07」。
2021年1月中旬にチリで開幕する『FIA フォーミュラE世界選手権』のシーズン7を戦う、アウディのフォーミュラEマシン。
2020/2021シーズンのフォーミュラEは、初めて公式のFIA世界選手権として開催される。
アウディにとって完全電動レーシングシリーズへの取り組みは、最高レベルの国際モータースポーツ競技であるだけでなく、持続可能なデジタルプレミアモビリティへのブランドの変革を完全にサポート。
モータースポーツはアウディとその技術革新にとって常に決定的に重要な要素であり、それはまたブランドのスローガンである"Vorsprung durch Technik (技術による先進)"の由来でもある。
アウディにとってシーズン7は、もう一つのプレミアを意味する。
「e-tron FE07」には初めて社内で開発されたまったく新しい電動パワートレーンが搭載されている。
これまでは常に技術パートナーの"シェフラー"と共同開発したパワートレーンを継続的に最適化して使用してきたが、来たる世界選手権のために新しいMGUインバーターユニットをゼロから開発した。
その結果、"MGU05"と呼ばれる新しい心臓部が生まれた。
電動シングルスピードドライブトレーンは、内部ローターコンセプト、外部磁石、高効率冷却システム、六相電気を備える。
さらにエンジニアは軽量素材とマシン内のインテリジェントな統合を用いることで、従来のユニットと比較して明らかな軽量化を実現。新しいMGUインバーターユニットの重量は35kg以下。
効率性はフォーミュラEで成功するための重要な要素であるため、アウディスポーツはシステム内のエネルギー損失を最小限に抑えるために、あらゆる手段を講じた。
社内のテストベンチで行われた大規模な作業は、この目的を達成するための決定的な要素だった。
多数の厳しいテストサイクルで、パワートレーン全体に限界までストレスをかけ、結果は成功した。
パワートレーンの全体的な効率は95%以上に達し、新しいMGUインバーターユニットは関連するすべての運転条件で97%を超える効率を発揮する。
コンパクトなサイズと高性能の組み合わせは特に印象的。
250kW(340馬力)を発生するアウディのMGUを同等の出力の内燃エンジンと比較すると、効率が2倍優れるだけでなく、35kg以下の重量もはるかに軽量。
これは電動パワートレーンがどれほど効率的なソリューションであるかを明確に示している。
刷新されたカラーリングは、すっきりとしたデザインで表現されている。
例えば、技術パートナーである"シェフラー"の壮観な明るいオレンジと印象的なグリーンの要素に加え、フロントエンド全体はホワイトのぷらいまーコートが施される。
新たに加わったパートナーは、世界をリードする潤滑オイルブランドの一つである"カストロール"、ファッションとライフスタイルのブランドである"カーサモーダ"。
「e-tron FE07」は、11月28日から12月1日までスペイン・バレンシアのリカルド・トルモサーキットで行われるテストに於いてトラックデビューする。
12チームすべてが唯一の共同テストのために集まり、その後すべてのマシンと装備は南アメリカに輸送される。
Formel E - The Story フォーミュラE選手権ストーリー
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