Audi SQ5 TDI [2021]
- 2020/11/17
- 19:05
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アウディが発表した、新しい「アウディ SQ5 TDI」。
2012年秋に発売された初代「SQ5 TDI」は、ディーゼルエンジンを搭載した初のSモデルとしてサクセスストーリーの出発点をマーク。
アップデートされた新世代の「SQ5 TDI」は、さらにシャープでスポーティー、そしてより効率的。
エンジンはスムーズかつ力強いパワーを発揮する3リッターV6ディーゼル「3.0 TDI」。
ディテールが改良された「3.0 TDI」は、広範囲にわたる技術革新により、さらにパワフルで効率的。
ピストンはアルミニウムではなく鍛造スチールで作られ、この新しい素材は熱損失を減らす。また強度が高いためアルミニウム製ピストンに比べて重量の不利益は発生せず、ピストンの段付きのくぼみは燃焼をより速く効率的にする。燃料を噴射するソレノイドインジェクターはニードルの閉鎖を監視する新しいピエゾセンサーにより一貫して高精度で動作。動作サイクルごとに最大8回の噴射を実行でき、噴射量はさらに高い精度で拡張可能。最大燃料噴射圧力は2,500バール。
インタークーラーは、バンパーのエアトゥエアインタークーラーからエンジンVバンク内のウォータートゥエアインタークーラーに置き換えられた。短縮された吸気経路はブースト圧をすばやく高めることに役立つ。インダイレクトインタークーラーはより効果的であり、エンジンが低温の条件でも始動直後に吸気を加熱して利像的な燃焼温度に素早く到達することもできる。
ターボチャージャーはより小さく軽量なコンプレッサーホイールを備え、エンジンの自発的な高トルクの蓄積に重要な役割を果たす。エキゾーストマニホールドは断熱性の向上から恩恵を受け、この対策によりコールドスタート後でも排気ガスはより早く最適温度に達する。
最高出力 : 341馬力
最大トルク : 700Nm @ 1,750~3,250rpm
燃料消費量を削減し、エンジンレスポンスを改善する技術は、マイルドハイブリッドシステム(MHEV)と電動コンプレッサー(EPC)の2つ。
48Vマイルドハイブリッドシステムはベルトオルタネータースターター(BAS)、リチウムイオンバッテリー、48V/12V電圧コンバーターで構成される。MHEVシステムは車の減速時に最大8kWの電力を回生。スポーツSUVはエンジンをオフにした状態で最大40秒間のコースティング(惰性走行)ができ、その後強力なBASがエンジンを便利に再始動する。MHEVシステムは100km走行あたり最大0.7リットルの燃料消費量を削減することができる。
電動コンプレッサーはターボチャージャーを駆動する排気ガスのエネルギーが少なすぎる場合に役立つ。コンパクトな48Vシステムを使用する小型の電気モーターはEPCのコンプレッサーホイールを約0.3秒で6万5,000rpmに加速させる。EPCは現在より頻繁でより広範囲の走行条件で作動し、発進時や低回転域からの加速時により自発的なエンジンレスポンスをサポート。
MHEV、EPC、ターボチャージャー、エンジン本体およびトランスミッションといったコンポーネント間の最適化された相互作用がこの効果をサポートする。
アウディは排気ガスの後処理のために、直列に配置された2つのSCR触媒コンバーターに基づくツインドーシングテクノロジーを使用。
1つ目はエキゾーストマニホールドの直後にありパティキュレートフィルターとしても機能し、2つ目はエンジンから離れた車両フロアの下にある。
両方の触媒コンバーターはさまざまな動作状況と排気ガス温度の範囲をカバーするために、互いの効果を補完。SCR触媒コンバーターには24リットルのタンクからAdBlue尿素溶液が供給される。
ツインドーシングテクノロジーにより「SQ5 TDI」は新しい排出基準"Euro 6d ISC-FCM AP"の制限を大幅に下回っており、これは日常の交通状況で実施される実際の試験におけるNOx排出量の劇的な削減も規定している。
トランスミッションは、8速ティプトロニック(電子制御AT)。
変更されたエンジンに合わせて調整されたギアシフト戦略を備えている。
コースティングモードでエンジンがオフの場合には、セントラルトランスミッションのクラッチが開き動力の流れが遮断される。
ドライブトレーンは、クワトロシステム(四輪駆動)。
通常の運転状況では前後車軸間のトルクを40:60の比率で分配。
スリップが発生した場合には駆動トルクの大部分がより良いトラクションのため一方の車軸に送られ、そのトルク配分は70:30~15:85まで可変する。
高速コーナリング中にはホイールセレクティブトルクコントロールがカーブ内側の車輪にわずかなブレーキ介入を行いハンドリングを向上させる。
0-100km/h加速 : 5.1秒
最高時速 : 250km/h
オプション設定される後車軸のスポーツディファレンシャルは、スポーティーなドライビング時に後輪間のパワーを積極的に分配。カーブ外側の後輪により多くのトルクを送り、文字通り車をコーナーに押し込みアンダーステアを大幅に低減させる。
タイトコーナーからの加速時には外側の後輪により多くのトルクを送り、ドライビングダイナミクスをさらに向上させる。
パワフルなディーゼルエンジンのパフォーマンスを処理する最高精度のサスペンションは、前後とも5リンク式。
ダンパーコントロールを備えたSスポーツサスペンションは、「Q5」と比較して車高を30mm下げ、快適さとダイナミズムの間の広がりは非常に印象的。
エンジンおよびステアリングやティプトロニックとともに、スポーツディファレンシャルやダンパーコントロールは、標準装備されるアウディ・ドライブセレクト(ダイナミックハンドリングシステム)に統合され、ドライバーは"オート"、"コンフォート"、"エフィシェンシー"、"ダイナミック"、"オフロード"、"インディビジュアル"の6種類のプロファイルを通してこれらシステムの特性を制御することができる。
Sモデル専用のチューニングが施されたオプションのアダプティブエアサスペンションを装備した場合は、7番目のプロファイルである"オールロード"が追加される。このエアサスペンションは運転状況に応じて5段階のレベルで車高が調整される。
別のオプションモジュールとなるダイナミックステアリングシステムは、波動歯車装置を使用して速度と操舵角に応じてステアリングレシオを変化させ、低速ではダイレクトで機敏、高速では滑らかとなる。
アップデートされた「SQ5 TDI」には、255/45サイズのタイヤがついた20インチのアルミホイールが標準装備される。
またアウディまたは"Audi Sport GmbH"からの21インチホイールを選択することができる。
フロントブレーキシステムは、375mm径のディスクとアルミニウム製6ポットキャリパーの組み合わせ。"S"ロゴ入りブラック・ブレーキキャリパーは、オプションとしてレッドカラーとすることもできる。
スポーティーで印象的な要素を備えたパワフルで堅牢なエクステリアデザインは、スポーツSUVのキャラクターを強調。
バーチカルフィンはフロントバンパーの大きなサイドエアインレットにアクセントを与える。
Sモデル専用の八角形のシングルフレームグリルでは、大きな八角形のハニカムセクションが細いバーで繋がり、これらはエアインレットのフィンと同様にアルミニウム仕上げとなる。
リアではマットアルミニウム製ストリップがバンパー下部に統合されており、その下にはディフューザーインサートと4本のクローム・オーバルテールパイプが備わる。
LEDヘッドライトは標準装備され、オプションとして自動ハイビームとダイナミックターンシグナルを備えたマトリックスLEDヘッドライトが設定される。
新しいデジタルOLEDテクノロジーを備えたテールライトはオプション設定される。OLEDテールライトはそれぞれ6つのセグメントからなる3つのタイルに分割されており、顧客は注文時に3種類のテールライトシグネチャーから選択することができる。それぞれのライトシグネチャーにはカミングホーム&リービングホーム時の独自のデザインがあり、アウディ・ドライブセレクトで"ダイナミック"を選択した場合にはさらに別のシグネチャーに変化する。
OLEDテールライトには「SQ5 TDI」が停止中に後方から他の道路利用者が2メートル以内に近づくと、すべてのOLEDセグメントを点灯させる近接検出機能もある。さらにダイナミックターンシグナルがデジタルOLEDテールライトのスペクトルを完成させる。
ボディカラーは全9色。
スポーティーなアクセントを加えたブラック・スタイリングパッケージはオプションとして選択可能。
インテリアは、スポーティーなブラックまたはダークグレーを基調とし、"S"ロゴが印されたアルミニウム製ドアシルトリムを備えている。
"S"ロゴがエンボス加工された電動調整スポーツシートの素材は3種類から選択でき、標準はレザー&シンセティックレザー。オプションのレザー&"Dinamica"マイクロファイバーに用いられる新しいマイクロファイバー素材は主にリサイクルプラスチックで構成され、アルカンターラに取って代わる。別のオプションはマグマレッド・ランバスパターンステッチが施されたファインナッパレザー。
シートとステアリングはコントラストステッチで装飾され、リクエストに応じて3種類のプログラムとシートベンチレーションを備えたマッサージ機能も選択可能。
デコラティブインレーは標準が"マットアルミニウム"。選択可能なオプションには"カーボン"と"ピアノフィニッシュ"が含まれる。
リアシートベンチのプラスバージョンは背もたれの角度を調整することができる。
ラゲッジ容量は基本構成で520リットル。リアシートバックを折り畳んだ場合は1,520リットルに増加する。
電動テールゲート、ステンレススチール製ローディングシルプロテクター、アルミニウム製ルーフレールは標準装備。
またスポーツSUVは最大2.4トンのトレーラーを牽引することができる。
モジュラーインフォテインメントプラットフォーム(MIB 3)の中心要素であるインストルメントパネル中央の10.1インチ"MMI"タッチディスプレーは、入力と表示を組み合わせたデバイスとして機能。自然言語のボイスコントロールシステムとマルチファンクションステアリングホイールは、追加の制御レベルとして利用できる。
12.3インチのデジタルインストルメントクラスターは、"ダイナミック"、"スポーツ"、"クラシック"の3種類のグラフィックレイアウトが設定される。
アウディはさらなるオプションとしてヘッドアップディスプレーを提供する。
複数のドライバーが車を利用する場合、最大6つの個別のプロファイルに個人の設定を保存できる。
アウディ・コネクトのCar-to-Xサービスは、ドライバーが道端の駐車場を見つけるのに役立ち、また前方のルートの滑りやすい路面や切などの危険を警告することもできる。
myAudiアプリはユーザーのスマートフォンと車を接続。アウディ・フォンボックスはスマートフォンを車のアンテナに接続し、ワイヤレス充電も可能。
オプションの"Bang & Olufsen"製3Dプレミアムサウンドシステムは、3Dサウンドと並外れたサウンド体験を提供。
FM、DABデジタルラジオ、オンラインストリーミングを自動的に切り換えて最適な受信を見つけるハイブリッドラジオは、モバイルデータ通信を受信している場合ならどこでもお気に入りのステーションを聴くことができる。
「SQ5 TDI」には、「Q5」に設定される便利で正確な運転支援システムのすべてが組み込まれている。
ターンアシストと衝突回避アシストやエグジットワーニングは安全性の向上に役立ち、アダプティブクルーズアシストは加減速や車線保持を引き継ぐことができ長距離運をサポート。
予測効率アシストは燃料消費量の削減を目的とし、予測的な運転スタイルを維持するすることに役立つ。
アップデートされた「アウディ SQ5 TDI」はメキシコのサン・ホセ・チアパスにある工場で生産され、2021年の第1四半期にドイツおよび他のヨーロッパ諸国で発売される。
ドイツでのベース価格は、68,137.82ユーロ。
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