Audi Q7 TFSI e quattro [2020]
- 2019/12/14
- 19:07
![Audi Q7 TFSI e quattro [2020] 001](https://blog-imgs-132.fc2.com/a/u/d/audiwp/20191214182524b0fs.jpg)
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アウディが発表した、「アウディ Q7 TFSI e クワトロ」。
ドイツや他のヨーロッパ諸国での先行販売が開始された新しい電動モデルは、ラグジュアリーさ、スペース、効率性を兼ね備えている。
プラグインハイブリッドドライブに「3.0 TFSI」エンジンと強力な電気モーターを組み合わせたSUVには2種類の出力レベルが用意され、最上位の仕様は456馬力&700Nmを発揮。
電気のみでの航続距離は最大43km。
インテリジェントなハイブリッドマネジメントは、高いレベルの効率性と運転の喜びを提供する。
アウディの電動化イニシアチブは本格的。
2019年後半だけで「Q5」、「A8」、「A6」、「A7 スポーツバック」のモデルラインアップにプラグインハイブリッドドライブを備えた新しい4車種がヨーロッパ市場に登場。
新しい「Q7 TFSI e クワトロ」はこのシリーズに続き、プラグインハイブリッドSUVには「TFSI e」エンブレムが付く。
アウディのすべてのプラグインハイブリッドモデルと同様に、「Q7 TFSI e クワトロ」には2つの心臓部が搭載される。
ブランドの最も近代的なエンジンの一つである「3.0 TFSI」は内燃エンジンとして機能し、ターボ過給される洗練された3リッターV6エンジンの出力は340馬力&450Nm。ガソリンパティキュレートフィルターが標準装備され、Euro 6d-TEMP排出基準に準拠する。
高出力密度とコンパクトなデザインが特徴の永久磁石同期モーター(PSM)は電気モーターとして機能し、94kW(128馬力)&350Nmを提供。トランスミッションのハウジング内に組み込まれるPSMは、内燃エンジンをドライブトレーンに接続するカップリングと共にハイブリッドモジュールを形成する。
●60 TFSI e quattro
・最高出力 : 456馬力
・最大トルク : 700Nm
・燃料消費 : 35.71km/L
・電力消費 : 4.50km/kWh
・CO2排出量 : 64g/km
・0-100km/h加速 : 5.7秒
・最高時速 : 240km/h
・最高時速(電気モーターのみ) : 135km/h
●55 TFSI e quattro
・最高出力 : 381馬力
・最大トルク : 600Nm
・燃料消費 : 35.71km/L
・電力消費 : 4.57km/kWh
・CO2排出量 : 64g/km
・0-100km/h加速 : 5.9秒
・最高時速 : 240km/h
・最高時速(電気モーターのみ) : 135km/h
電気モーターへの電力は、トランクルームの床下に搭載される水冷式リチウムイオンバッテリーから供給される。
バッテリーは、308Vの電圧で17.3kWhのエネルギーを貯蔵。168個の角柱型セルは14個のモジュールに分割され、2段階で互いに重なり合う。
充電器もカバーするバッテリー冷却システムは、別個の低温回路を形成。必要に応じてエアコンシステムの冷却回路または電気モーターとパワーエレクトロニクスを冷却する2番目の低温回路に接続することができる。
パワーエレクトロニクスは高電圧バッテリー(HV)からの直流電流を三相交流電流に変換し、電気モーターに電力を供給。
回生中には電気モーターがオルタネーターとして機能し、リチウムイオンバッテリーに直流電流を蓄える。
トランスミッションは、8速ティプトロニック(電子制御AT)。
素早くスムーズにシフトするティプトロニックには、すべての運転状態で潤滑を確保する電動オイルポンプが装備されている。
ドライブトレーンは、クワトロシステム(四輪駆動)。
純粋な機械式のセンターディファレンシャルは、通常40:60の比率で前後の車軸にトルクを配分。必要に応じてより良いトラクションのために大部分のトルクを一方の車軸に配分する。
新しい「Q7 TFSI e クワトロ」は、2種類の出力レベル共に最大43km(WLTPに準拠した測定)を電気のみで走行可能。
多くの国や都市では所有者は税制上の優遇や、無料駐車場やバスレーンでの走行など公共道路での特典を受けることができる。
ドイツでは両方のプラグインハイブリッドモデルは、電気自動車に関するカンパニーカー制度の恩恵を受け、定価の0.5%のみ定額で課税される。
「Q7 TFSI e クワトロ」のハイブリッドマネジメントは、市街地や郊外および高速道路など、短距離でも長距離でも効率性を最大化するための予測的運用戦略を自動的に選択。
ドライバーが電気のみで日常走行の大部分をカバーできるよう設計されており、2つの"MMI"ディスプレーの下部にある"EV"ソフトキーを使用すると、エンジンまたはモーターの相互作用をいつでも調整することができる。
「Q7 TFSI e クワトロ」は完全電気駆動の"EV"モードで起動。
右側のホイールアーチにあるスピーカーは、都市交通の歩行者や自転車に警告するために合成電子音を発する。この音響車両警報システム(AVAS)はEUのガイドラインに従い最高20km/hまではっきりと聞こえ、速度が上がると徐々に消えていく。
ガソリンエンジンは、ドライバーがアクティブアクセルペダルの特定の抵抗レベルを超えて踏み込んだ場合にのみ作動する。
"ハイブリッド"モードには、"オート"と"ホールド"の2種類のモードがある。
"オート"モードでは標準装備される"MMI"ナビゲーションプラスで道案内が開始されると予測動作戦略が自動的にアクティブとなり、市街地や渋滞が多い場合にはルートに沿ってバッテリーの充電量がインテリジェントに分散される。
ほとんどの場合にガソリンエンジンで加速し、電気モーターは必要に応じてサポートを提供。例えば低回転域から加速する場合にターボチャージャーが過給圧を上げるために必要な0.1秒を埋め、非常に自発的な応答を実現。
一般的に予測動作戦略は可能な限り電気のみで運転し、目的地に到着するまでに利用可能なバッテリー容量を完全に使い切るよう努める。
"ホールド"モードでは別の戦略が用いられる。
この場合、バッテリーの充電状態は最小限の変動で現在のレベルに維持され、これはブレーキエネルギー回生とエンジンマネジメントにおける対象を絞った介入によって行われる。
これにより例えば従来の方法で駆動される長距離走行の後で、続く都市部での運転を純粋な電気のみでカバーできる。
車両の動作戦略では、常に乗り心地の最適化やエネルギー消費とCO2排出量の削減を目的として、さまざまなデータを使用してドライブマネジメントを計画する。
長距離走行では、ルートの全長と詳細、オンライン交通情報、ドライバーの運転スタイルを考慮。並行して実行される短期予測では、標準の予測効率アシスト(PEA)システムが制限速度、道路の種類、上り坂や下り坂の勾配などナビゲーションデータから取得した直近の状況からの情報を提供。この中には前方の交通状況を監視するカメラとレーダーからのデータも含まれる。
ドライバーがアクセルペダルから足を離す段階も、プラグインハイブリッドドライブを備えた「Q7 TFSI e クワトロ」の効率性にとって重要。
このような状況ではPEAが規制を引き継ぎ、ナビゲーションデータに加えて前方の車までの距離も考慮しエンジンをオフにしたフリーホイール(滑空)または回生(運動エネルギーの電気エネルギーへの変換)を決定する。
オーバーランモードでは、「Q7 TFSI e クワトロ」は最大25kWの電力を回収しリチウムイオンバッテリーに蓄える。
日常運転での減速プロセスの90%以上となる最大0.3Gの低から中程度の減速時には電気モーターがオルタネーターとして動作し、油圧ホイールブレーキはより大きな減速力を必要とする場合にのみ作動する。
洗練された微調整により、電動ブレーキと油圧ブレーキの間のブレンドとも呼ばれる移行は実質的に感知することはできない。
ブレーキペダルは常に良好なフィードバックを提供し、正確に操作できる。
減速中に「Q7 TFSI e クワトロ」は最大80kWの回生能力を実現する。
オプションのアダプティブクルーズアシスト(レーダークルーズコントロール含む)がアクティブな場合、PEAはドライバーの減速だけでなく燃料効率の良い加速も支援。
ACCがオフになっている場合、ドライバーはアクセルペダルから足を離すことが賢明なタイミングを示す反応を受け取る。
ドライバーはアクティブアクセルペダルからのパルスを知覚し、標準のアウディ・バーチャルコックピットおよびオプションのヘッドアップディスプレーには情報が表示され、詳細な記号により交差点や道路標識および前方の車両について速度が低下する理由が示される。
ドライバーはアウディ・バーチャルコックピットおよび標準の"MMI"タッチレスポンスオペレーティングシステムのディスプレーで、電気駆動に関する様々な情報を見ることができる。
ディスプレーにはパワーメーター、航続距離、2つのドライブユニットの現在のエネルギーフローが表示される。
センターディスプレーは最大の電動性能に関する情報と、コースティングやブレーキ回生に関する情報を提供する。
"EV"ソフトキーに加え、「Q7 TFSI e クワトロ」のキャラクターに影響を与える2番目の方法はアウディ・ドライブセレクト。
ドライバーは、"コンフォート"、"エフィシェンシー"、"オート"、"ダイナミック"、"インディビジュアル"、"オールロード"(オプションのアダプティブエアサスペンションを装備した場合のみ)、"オフロード"の7種類のモードからエアスプリングサスペンションおよびステアリングなどの駆動システムの設定を変更することができる。
設定によっては、ドライバーがアクセルペダルを踏み込んだ場合の駆動システムの連動方法が変化する。
"ダイナミック"モードを選択しセレクターレバーが"S"の位置にあるとき、電気モーターは顕著なブースト機能でエンジンをアシストし、ダイナミズムと俊敏性を高める。この設定ではフリーホイールが無効となり、そのためアクセルペダルから足を離すと電気モーターがエネルギー回生を行う。
「アウディ Q7 60 TFSI e クワトロ」のスポーティーな魅力は、ボディカラー同色のフルペイント仕上げと、フロント&リアエンドの印象的なデザインディテールを備えた標準の"S line"エクステリアによって補強される。
エクステリアはブラック・スタイリングパッケージとマトリックスLEDヘッドライトによって完成され、20インチホイールの後ろのブレーキキャリパーはレッドカラー。
アダプティブエアサスペンションは、ぴんと張ったハンドリングから快適なクルージングまで幅広い領域をカバーする。
インテリアは"Sline"パッケージを特徴とし、これには"S line"エンボス付きスポーツシート、ブラック・ヘッドライニング、アルミニウム製インレーが含まれる。
またドアを開けた時にはドアシルのLEDライトがフォーリングスを地面に投影する。
新しいプラグインハイブリッドモデルの充電ソケットは、給油口とは反対側の左リアにある。
「Q7 TFSI e クワトロ」にはType2プラグ付きMode3ケーブルが標準装備され、公共充電機設備で便利に充電することができる。
リクエストに応じてアウディ独自の"e-tron"充電サービスは、ヨーロッパの11万を超える充電ポイントへのアクセスを提供し、1枚のカードでさまざまなプロバイダーの充電器を利用できる。
myAudiアプリを使用すると、スマートフォンでアウディ・コネクト機能のサービスを利用することができる。
アプリではバッテリー残量や航続可能距離を確認したり、充電プロセスの開始や充電タイマーの設定、充電と消費の統計の表示も可能。
充電ステーションのリストは、アプリと"MMI"ナビゲーションの両方に表示される。
myAudiアプリのもう一つの機能は、乗車前のプレ空調。
この機能のためにエアコンシステムのコンプレッサーと標準の熱電ヒーターブースターは、高電圧バッテリーまたは充電ソケットからの外部電力を使用。
ユーザーは駐車中またはバッテリーの充電中に、車内の暖房または冷房をどのように制御させるかを決めることができる。
またmyAudiアプリまたは車両のタイマーを介してプレ空調システムは、選択した装備に応じてシートとステアリングのヒーター、シートベンチレーションを作動させることもできる。
新しい「アウディ Q7 TFSI e クワトロ」は、ドイツでの受注が開始されており、市場導入は2019年末に始まる。
ドイツでのベース価格は、「60 TFSI e quattro」が89,500ユーロ、「55 TFSI e quattro」が74,800ユーロ。
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