Audi A5 Sportback g-tron [2020]

2019/12/01
19:45

フェイスリフトされた、「アウディ A5 スポーツバック g-tron」。

エコロジーと経済性を兼ね備えたアウディの天然ガスモデルは、新しいスポーティーなデザインと最先端のタッチ操作コンセプトを採用。
ドイツでは、11月21日より販売が開始された。

天然ガスを燃料として利用可能な「A5 スポーツバック g-tron」は、低排出量と高効率を両立し、環境に優しくコストも節約。
アウディの「g-tron」モデルは、ブランドの統合された持続可能なモビリティコンセプトの一部を形成する。

エンジンは、ターボチャージャー付き2リッター直列4気筒 TFSI。
この「2.0 TFSI」ガソリンエンジンは、CNG（圧縮天然ガス）に対応するための改良が施されている。

最高出力： 170馬力 @ 4,450～6,000rpm
最大トルク： 270Nm @ 1,650～4,400rpm
燃料消費（CNG）： 26.32km/kg
CO2排出量（CNG）： 103g/km

トランスミッションは、7速Sトロニック（デュアルクラッチ）。
ドライブトレーンは、前輪駆動。

0-100km/h加速： 8.4秒
最高時速： 224km/h

軽量デザインの4つの円筒形天然ガスタンクは車両後方に搭載され、200バールの圧力で17.3kgのCNGを貯蔵する。
タンクの内側の層はポリアミド容器。
2層目はカーボンファイバー強化ポリマー（CFRP）とグラスファイバー強化ポリマー（GFRP）の複合素材からなり、最大強度の支持構造として機能する。
外側の層は純粋なグラスファイバー強化ポリマー（GFRP）で構成され、石や障害物を乗り越えた場合に発生する可能性のある損傷を視覚化。
これら繊維強化素材を結合するために、エポキシ樹脂が用いられる。

NEDC（新欧州ドライビングサイクル）の天然ガス消費量に基づく、CNGのみでの航続距離は420～455km。

タンク内の天然ガスの残量が0.4～1.4kgの範囲の特定の値を下回ると、「2.0 TFSI」エンジンは自動的にガソリンモードに切り替わる。これはCNGの噴射圧とガス温度に依存。
天然ガスとガソリンの補給口は、同じタンクフラップの下にある。

アップデートされた「A5 スポーツバック g-tron」は、よりスポーティーでさらに洗練されている。
インストルメントパネル中央には新しいオペレーシングシステムのコントロールセンターである大型の新しい"MMI"タッチディスプレーあり、2つのインジケーターはドライバーにタンクの充填レベルを知らせる。
ドライバーインフォメーションシステムはCNGまたはガソリンの消費量を表示し、必要に応じてドイツの800を超える利用可能なCNGスタンドの中から最も近い場所の情報を提供する。
インフォテインメントシステムのオプションとなる"MMI"ナビゲーションプラスは、新しい第3世代のモジュラーインフォテインメントプラットフォーム(MIB 3)ハードウェアに基づく。
アウディ・コネクトとアウディ・コネクトプラスは、アウディ車両の群知能を活用するCar-to-Xサービスなどのオンラインサービスを提供する。

ドイツでのベース価格は、45,100ユーロ。
2020年第1四半期にディーラーに到着する。