Audi e-tron Sportback [2020]
- 2019/11/21
- 18:00
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アウディが発表した、新型車種「アウディ e-tron スポーツバック」。
電気自動車「e-tron」ファミリーの2番目のモデルとなるダイナミックなSUVクーペは、スポーティーでエレガントなデザインと効率性の向上を兼ね備えている。
300kW (408馬力)のブースト出力、最大446kmのWLTPに準拠した航続距離はともに魅力的。
革新的なデジタルマトリックスLEDヘッドライトは標準装備される。
エクステリアデザインは、エレガントで効率的、また表現力豊か。
「e-tron スポーツバック」は、広々としたSUVのパワーと4ドアクーペの優雅さ、そして電気自動車の進歩的なキャラクターを兼ね備えている。
ボディサイズは、全長4,901mm×全幅1,935mm×全高1,616mm。
筋骨逞しいボディの上にフラットに広がるルーフは、典型的なクーペのスタイルで後方に向かって急降下し急傾斜したDピラーに流れる。3番目のサイドウィンドウの下端は、アウディの他のスポーツバックモデルと同様に後方へ向かって上昇している。
八角形のシングルフレームグリル、ホイール上の力強い輪郭、そして彫刻的なリアエンドを備えた「e-tron スポーツバック」はアウディのデザイン言語と完全に調和。ディテールはSUVクーペが完全な電気自動車であることを知らせる。
バーチカルストラットを備えたシングルフレームはほぼ密閉され、「e-tron」モデルを象徴するライトプラチナグレーで仕上げられている。
マトリックスLEDヘッドライトの下部には4つの水平セグメントがあり、デイタイムランニングライトにより「e-tron」固有のシグネチャーを作り出す。
印象的なサイドシルのブラックインレーは「e-tron スポーツバック」のエネルギーの中心となるバッテリーのある場所に目を向ける。
またデザイナーは幅広いディフューザーにさまざまなシグネチャーを加え、排気口がないことに注意を引く。
LEDテールライトのライトストリップは、ヘッドライトと相互関係を持つ。
ボディカラーは、「e-tron スポーツバック」専用の新色となる"プラズマブルー・メタリック"を含む全13色。
充電フラップのロゴには人目を惹く高電圧シグナルカラーのオレンジが用いられ、リクエストに応じてブレーキキャリパーにも適用することができる。
オフロードルックを強調するホイールアーチトリムとサイドシルは標準がマットアンスラサイト仕上げとなり、アンダーボディプロテクションやドアシルおよびディフューザーはブラックにペイントされる。
"アドバンスド"トリムラインではアタッチメントがコントラストグレーとなり、またオプションとしてボディカラー同色仕上げも可能。
アンダーボディプロテクションとディフューザーは、マットシルバー。
"S line"モデルは、「e-tron スポーツバック」のスポーティーなDNAに特に重点を置く。
20インチホイールとスポーツエアサスペンションが標準装備される。
より明確に輪郭が描かれたバンパーには表現力豊かなエアカーテンが隣接し空気の流れを改善。それはヘッドライトの下部に伸び、遠くからでも視覚可能なダイナミックな外観を作り出す。
"S line"エンブレムはラジエーターグリルを飾り、イルミネーション付きアルミニウム製ドアシルトリムには"S line"ロゴが印される。
リアエンドでは標準装備のスポイラーと車幅全体に広がる印象的なディフューザーが優れた空力性能に貢献。
またベースモデルとは対照的に、"S line"エクステリアのアタッチメントはホイールアーチトリム、ドアシル、バンパー、エクステリアミラーなどボディカラー同色にペイントされる。
アウディはシングルフレーム、サイドウィンドウ、バンパーを強調するブラック・スタイリングパッケージもオプションとして提供。ブラック・エクステリアミラーハウジングもオプションとして選択することができる。
「e-tron スポーツバック」は、"S line"エクステリアおよびバーチャルエクステリアミラーを組み合わせることで、わずか0.25の卓越した空気抵抗係数を実現。姉妹モデルの「アウディ e-tron」よりもさらに優れている。
これは主にクーペのボディ形状と車両後方の空気抵抗が低いことが理由。スポーツバックの高いセパレーティングエッジはこの領域の空気流の渦を最小限に抑え、最終的にはエネルギー消費量の削減にも役立つ。
WLTPサイクルでは1回のバッテリー充電で最大446km走行することができ、「アウディ e-tron」と比べて10km増加した航続距離は空力的に優れるボディに起因する。
翼型のサポートが小さなカメラを統合するオプションのバーチャルエクステリアミラーは、さらなる効率要因。撮影された映像はインストルメントパネルとドアの間に埋め込まれたハイコントラストなOLEDディスプレーに表示され、ドライバーがタッチディスプレー上で指を動かすと画像の位置を変更することもできる。さらにミラーは高速道路上や旋回中および駐車中の運転状況に応じて自動的に調整され、それぞれに最適な可視性を提供する。
空力性能の改良は目に見えない領域にも及ぶ。とりわけ、これらにはフロントブレーキやエアロホイール、そして高電圧バッテリーを保護するためのアルミニウム製プレートによって完全に覆われたアンダーボディ―が含まれる。
デジタルマトリックスLEDヘッドライトは、世界で初めて量産車に搭載される新しい機能。
そのライトは微細なピクセルに分解され非常に正確な制御が可能。これにより道路を高解像度で照らすことができる。
この設計はDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)と略される技術に基づいており、多くのビデオプロジェクターでも使用されている。
その中心にあるのは100万個のマイクロミラーを含む小さなチップであり、各エッジの長さはわずか数百分の1ミリ。
個々のマイクロミラーは静電界の助けを借りて毎秒最大5,000回傾けることができ、設定に応じてLEDライトはレンズを介して路面に向けられるか、ライトビームの領域をマスクする。
「e-tron スポーツバック」では2020年半ばにデジタルライトに複数の機能が追加される。
壁や地面に投影されるダイナミックなアニメーションを生成することができ、この機能は車両前方のエリアを注意深く照らされたステージに変える。
デジタルライトシステムは非常に正確なロービームとしてコーナーや市街地および高速道路での照明を提供するだけでなく、他の道路利用者をさらに高い精度でマスクすることでハイビームを補完する。
何よりも革新的な機能は、レーンライトとオリエンテーションライト。
レーンライトは高速道路において運転者の車線を明るく照らし、車線変更時にはダイナミックに調整される光のカーペットを生成。これにより関連車線に対するドライバーの認識が向上し安全性が向上する。
オリエンテーションライトは光線からマスクされた暗い領域を使用して、車線内の車両の位置を予測的に表示。これにより狭い道路や高速道路の工事領域で安全な車線保持をサポートする。
マーキングライト機能はオプションのナイトビジョンアシストと組み合わせることで使用可能。ライトは検出した歩行者を自動的に照らし、車線のすぐ近くにいる歩行者を見落とす危険性が軽減される。
電気モーターと電動四輪駆動は、スポーティーな効率性を提供。
各車軸にはパワーエレクトロニクスによって三相交流電流が供給される非同期電気モーターが搭載されている。
またドライブレンジを"D"から"S"にシフトし、アクセルペダルを完全に踏み込むと最大8秒間ブーストモードが有効となる。
最高出力 : 265kW (360馬力)
最高出力(ブースト) : 300kW (408馬力)
最大トルク : 561Nm
最大トルク(ブースト) : 664Nm
電力消費量 : 4.57km/kWh (WLTP) / 4.85km/kWh (NEFZ)
航続距離 : 最大446km (WLTP)
CO2排出量 : 0g/km
0-100km/h加速 : 6.6秒
0-100km/h加速(ブースト) : 5.7秒
最高時速 : 200km/h
シングルギアレンジの2ステージプラネタリーギアボックスは、駆動トルクを電気モーターから車軸に伝達。
ドライバーは親指と人差し指で操作可能なスイッチを使用してドライブレンジを選択することができる。
そのスイッチは、センタートンネル上の低い位置に配置されハンドレストとしても機能するエレガントなレバーに埋め込まれている。
電動四輪駆動によりアウディはクワトロドライブの歴史の新しい章を開き、あらゆる地形で卓越したトラクションとダイナミズムを保証。
前後車軸間の理想的な駆動トルク配分は数秒以内に継続的に調整される。
ほとんどの走行状況ではリアの電気モーターのみで駆動し非常に効率的。そしてドライバーがより多くの出力を要求した場合にフロントのユニットが即座にアクティブとなる。これは凍った路面でスリップが発生する前、高速でのコーナリング時、アンダーステアまたはオーバーステアとなった場合に予測的に作動する。
スポーティーなキャラクターと卓越した横方向のダイナミクスの背景にある重要な要素は、低い位置に搭載されたドライブコンポーネント。
これにより従来のSUVよりもはるかに低い重心位置を実現。
最も重いコンポーネントはすべて車両の中央に集中しており、ほぼ50:50の前後重量配分は完全にバランスが取れている。またセルフステアリングの動作は中立。
5リンク式サスペンション、プログレッシブステアリング、電動油圧式ブレーキシステム、サスペンションは、最新技術の組み合わせにより機敏なハンドリングと高度な快適性を保証する。
標準装備される255/55R19サイズのタイヤは非常に低い転がり抵抗で際立ち、2020年半ばからはリクエストに応じて最大22インチのタイヤも選択可能。これは「アウディ e-tron」よりも1インチ大きい。
「e-tron スポーツバック」にはアウディ・ドライブセレクト(ダイナミックハンドリングシステム)が標準装備され、ドライバーは複数のドライブコンポーネントの操作方法を7つのプロファイル間で切り換えることができる。
これによりスムーズな快適さとスポーティーで安定したハンドリングの間に顕著な違いが生まれる。
ダンパーコントロール付きアダプティブエアサスペンションは、この多用途の特性に大きく貢献。速度が上昇すると車高が低くなり、周囲の空気流を大きく改善され航続距離が拡大する。車高調整幅は最大76mm。
「e-tron スポーツバック」のバッテリーシステムは、95kWh(ネット86.5kWh)のエネルギーを貯蔵し、396Vの定格電圧で動作。
乗員セルの下に幅広く平らなブロックとして取り付けられ、35本のボルトで固定される。
バッテリーシステムは頑丈な保護フレームと36個のセルモジュールを保持するアルミニウム製ラミネートにより、非常に高い剛性と耐衝撃性を持つ。
これらは31個のモジュールによる長い床と5個のモジュールによる短い上段のように、2つのレベルに配置されている。
各モジュールには12個のパウチセルが組み込まれ、冷却システムはセルチャンバーの下にある。
最大0.3Gまでの減速動作中には、主にこの状況で発電機として機能するリアの電気モーターにより高電圧バッテリーは充電され、この動作は日常運転の90%以上に適用される。
エネルギー回生システムは、ドライバーがアクセルペダルから足を離した場合のコースティングモードとブレーキング時の間の可変調整を提供。
コースティング回生の程度はステアリングホイールのパドルによって3段階に変更でき、「アウディ e-tron」よりもさらに強力に区別される。
「e-tron スポーツバック」は時速100km/hからの減速時に最大300Nmおよび220kWを回生でき、姉妹モデルと同様にその量はシステム出力の70%以上に相当。これは他のどの量産モデルよりも多い。
全体として電動SUVクーペは、エネルギー回生により最大30%の航続距離延長を達成している。
革新的な電動油圧作動コンセプトにより並外れた速度で応答できるホイールブレーキは、0.3Gを超える減速力でのみ機能する。
電動SUVクーペは運転状況に応じて電気モーターのみ、ホイールブレーキのみ、または両方を組み合わせて回生するかを制御システムが各車軸ごとに個別に決定。
電動ブレーキと油圧ブレーキの以降はスムーズで均一であり、またブレーキ踏力は一定のままであるためドライバーは気づかないことさえある。
「e-tron スポーツバック」のホイールブレーキで開発者は、残留ブレーキトルクと呼ばれるディスクにブレーキパッドを短時間当てたときに発生する損失を大幅に削減した。
これは効率と航続距離の両方にメリットがあり、同じことは3つの追加の対策にも当てはまる。
通常の運転動作中、フロントの電気モーターは駆動システムからほぼ完全に切り離される。このことは高電圧バッテリーの使用可能なエネルギーの拡大と、冷却回路内のいくつかの流量減少によるポンプの電力消費の低減を意味する。
4つの独立した回路で構成される柔軟性の高い熱管理により、高電圧コンポーネントの温度は最大効率で調整される。
これにより急速DC充電、長いバッテリーライフサイクル、高負荷時でも優れた性能を可能にする。
今電圧バッテリーからの廃熱を利用する標準のヒートポンプは、車内の暖房と空調に最大3kWの実際の電力損失を使用でき、これは非常に効率的。これにより外気温に応じて「e-tron スポーツバック」の航続距離は最大10%向上する。
「e-tron スポーツバック」は、急速充電ステーションにおいて最大150kWの直流(DC)充電が可能。
バッテリーは30分弱で容量の80%に達し、長距離旅行でも次の行程に十分。
公共のAC充電ステーションでは、標準のMode3ケーブルを使用して充電することができる。
ここでは最大11kWの電力を利用でき、2020年夏にオプション設定される2番目の充電デバイスにより22kWに増やすことができる。
アウディ独自の"Audi e-tron"充電サービスは欧州の21か国で約12万か所の充電ポイントに対応し、その数は増加している。
ACまたはDC、11kWまたは150kWのいずれでも充電プロセスを開始するのに必要なのは1枚のカードのみ。
また2020年に予定されているプラグ&チャージ機能により、充電はさらに便利になる。車両は充電ステーションで認証され、アクティブとなる。
アウディは家庭用電源の容量に応じて、自宅のガレージで充電するためのさまざまなソリューションも提供している。
標準のコンパクトチャージングシステムはシンプルな230Vのコンセントと、最大11kWの出力を持つ400Vの三相コンセントに対応。
市場導入時に選択可能となるオプションのチャージングステムコネクトは、低コストでの優先充電などスマートな充電機能を提供。適切な家庭用エネルギー管理システムとの組み合わせにより、自宅に太陽光発電システムが装備されている場合は、自家発電による電力で車両を充電することができる。
「e-tron スポーツバック」のホイールベースは2,928mmあり、5人の乗員と荷物のための十分なスペースを備える。後席のヘッドルームは「e-tron」と比べて僅か20mm低い。
後席の足元スペースはほぼ水平で、センタートンネルの代わりにフラットなステップが残る。
ツールキットと充電ケーブルを収納するボンネット下の60リットルの収納コンパートメントを含め、ラゲッジ容量は合計615リットルを提供。後部座席のバックレストを折り畳んだ場合は1,665リットルに拡大する。フットジェスチャー制御が可能な電動開閉テールゲートはオプションとして選択可能。
完成されたフォルムと機能を併せ持つインテリアは、デザインとテクノロジーがシームレスに融合したエレガントなラウンジ。
インストルメントパネルにまたがる大きなアーチは左右ドアの間に伸び、アウディ・バーチャルコックピットのカバーに調和して統合する。その洗練されたディスプレーは空間内で四角的にフリーとなる。
ドアトリムのラップアラウンドは、オプションのバーチャルエクステリアミラーのディスプレーも統合。
2つのタッチディスプレーを備えたインストルメントパネルはドライバーに向かって傾けられ、特に人間工学に基づいている。ディスプレーがオフの場合には大きなサラウンドに溶け込みほぼ見えなくなる。
「e-tron スポーツバック」にはベーシックラインに加えて、すべてのトリムラインにインテリアデザインセレクションと"S line"インテリアが設定され、シート素材やカラーおよびインレーは慎重にコーディネートされている。
フロントシートはスタンダード、スポーツシート、Sスポーツシート、カスタマイズされたコンターシートから選択でき、オプションとしてベンチレーション機能とマッサージ機能を利用可能。それらのシートのステッチパターンは電気回路を連想させ、オプションとなるブライトオレンジカラーのコントラストステッチとパイピングにより強化できる。
オプションのコンター&アンビエントライティングパッケージは、サーフェスを絶妙に、エッジを鋭く照らす。またモーターが起動するとオーディオシステム上に短いウェルカムジングルが鳴る。
「e-tron スポーツバック」は高度な防音設計と空力音響対策により、都市での運転中では室内はほぼ完全に無音のまま。
これにより特にオプションの"Bang & Olufsen"製プレミアム3Dサウンドシステムを装備するとHiFiサウンドがさらに楽しめる。人工的なエフェクトなしに、音楽が録音された方法で正確に感じることができる。
もう一つの魅力的なインフォテインメントモジュールは、接続性や音質およびワイヤレス充電の点でベンチマークを設定するアウディ・フォンボックス。
操作コンセプトは、タッチ操作が可能で分かりやすい。
「e-tron スポーツバック」はアウディのすべてのフルサイズクラスモデルと同様に、2つのディスプレーを備えた"MMI"タッチレスポンスオペレーシングシステムを装備。ディスプレーは指が機能をアクティブにした際には触覚と音響のパルスを発する。
上部の12.1インチタッチディスプレーでは、ドライバーインフォテインメント、電話機能、ナビゲーション、および専用の"e-tron"機能をコントロール。下部の8.6インチディスプレーは、テキスト入力、便利な機能やエアコンの温度調節を操作するために使用される。
メニュー構造はスマートフォンと同じように論理的でフラットなため直観的に操作することができる。
グラフィックはクリアで凝縮されている。
「e-tron スポーツバック」の標準装備には、12.3インチのアウディ・バーチャルコックピットも含まれる。
そのディスプレーは1,920×720ピクセルの非常に高い解像度で優れ、ステアリングホイールの"ビュー"ボタンを操作して2つの表示モードを切り替えることができる。
またパワーメーターを中心とした追加の表示を備えたプラス仕様をオプションとして選択可能。
さらにディスプレーと操作のコンセプトを拡張し、重要な情報をフロントガラスに投影するヘッドアップディスプレーもオプション設定される。
2つのタッチディスプレーによる操作に加え、ドライバーは自然言語のボイスコントロールを使用して多くの機能をアクティブにすることができる。
システムは自由に表現されたコマンドと検索クエリを理解。ダイアログマネージャーは必要に応じて質問をし、修正を許可したり選択肢を提供することで車両に保存されている情報とクラウドからの知識にアクセスする。
ナビゲーションとアウディ・コネクとは最高のコネクティビティを提供する。
ドイツでは"MMI"ナビゲーションプラスとDAB+デジタルラジオを標準装備。最上位のインフォテインメントシステムは高速データ通信規格のLTEアドバンスドをサポートし、車内でのモバイルデバイス用の統合されたWi-Fiホットスポットを備える。
ナビゲーションシステムは以前の走行に基づいてインテリジェントな目的地の提案を行い、ルートは車内とオンラインの両方で地域の全体的な交通状況を監視するマップとナビゲーションプロバイダーのサーバーで計算される。
アウディ・コネクトの幅広いナビゲーションおよびインフォテインメント機能は、ルート案内を完全に補完。
ハイライトには、オンライン交通情報、Googleアースによるナビゲーション、"e-tron"ルートプランナー、ハイブリッドラジオ、Car-to-Xサービスが含まれる。これらの最新機能は、付近の駐車スペースを見つけることに役立つ路上駐車サービスと信号機情報。信号機情報は、一部の都市では信号機システムを制御するセントラルコンピューターと車両を接続し、アウディ・バーチャルコックピットを介してドライバーに情報を提供することで効率的な運転スタイルに貢献し安定した交通の流れを促進する。
パッケージのもう一つの機能は、クラウドベースの音声サービスであるAmazon Alexa。
これは"MMI"オペレーティングシステムに完全に統合され、ドライバーはこの機能を使用して、注文や多くの現在のイベントに関する情報の検索などさまざまなタスクを実行することができる。
このサービスは8万を超えるAlexaスキルへのアクセスを提供する。
さらに無料のmyAudiアプリはクルマとスマートフォンを接続できるため、「e-tron スポーツバック」の所有者はすべての充電プロセスをリモートで管理できる。
これらにはバッテリーと航続範囲のステータスの照会、充電プロセスの開始、タイマーの設定、および運転統計の表示が含まれる。
長距離旅行では"e-tron"ルートプランナーは、アプリと"MMI"の両方でルートに沿った必要な充電場所を表示。その過程では交通状況に基づいて運転行動を考慮し、料金計画を継続的に更新する。
myAudiアプリのもう一つの機能は、出発前の暖房&冷房。これはコンセントからの電気で駆動される。またオプションのデラックスプレエアコンでは、装備のレベルに応じて車内の他、ステアリングホイールやシートを暖めるかを詳細に設定することができる。
このスマートネットワーキングには、myAudiアプリに加えてデジタルアウディ・コネクトキーが含まれる。
オプションとして利用可能なこの機能は、Androidスマートフォンで車両のロックおよびロック解除をができるだけでなく、スタートストップボタンを介してエンジンを始動することも許可する。
「e-tron スポーツバック」の運転支援システムは、ドライバーをサポートし、多くの状況でドライバーの負担を軽減する。
アウディ・プレセンスベーシックとアウディ・プレセンスフロントは標準装備される。
オプションとして提供される都市交通のためのシティアシスタンスパッケージには、交差点アシストとリアクロストラフィックアシストおよび車線変更警告とエグジットワーニング、そしてアウディ・プレセンス360°が含まれる。アウディ・プレセンス360°はアウディ・プレセンスフロント、リア、サイドのコンビネーションであり、このシステムは衝突の危険を検出すると完全なブレーキングからシートベルトテンションまで的を絞った保護措置を開始する。
ツアーアシスタンスパッケージのハイライトは、前後および横方向のコントロールを簡素化するアダプティブクルーズアシストと効率アシスタント。効率アシスタントは車両センサーやナビゲーションシステムおよびCar-to-Xサービス空のデータを使用し、アクセルペダルから足を離すことが理にかなっている場合にドライバーに信号を送る。アダプティブクルーズアシストおよび交通標識認識と組み合わせることで、効率アシスタントは予測的に減速や加速を行うこともできる。
加えてターンアシスト、衝突回避アシスト、エマージェンシーアシスト機能がパッケージを締めくくる。
アウディはまたパークアシストやナイトビジョンアシスト、ドライバーが複数のビューを選択できる360°カメラをオプション設定する。
運転支援システムの背後では、セントラルドライバーアシスタンスコントローラーが標準として動作。
これは選択したオプションに応じて、最大5個のレーダーセンサー、5個のカメラ、および12個の超音波センサーからデータを受信し、周囲の微分モデルを継続的に計算する。
CO2ニュートラルなベルギー・ブリュッセルの工場で生産される新型車種「アウディ e-tron スポーツバック」は、2019年11月末に受注が開始され、2020年春にヨーロッパ市場でデビューする。
ドイツでは2種類の出力レベルを選択でき、ベース価格は71,350ユーロ。
アウディは発売を記念した"プラズマブルー"カラーの限定モデル「エディション 1」を設定する。
「Sライン」エクステリアをベースに、バーチャルエクステリアミラー、アルミニウムルック仕上げのアタッチメント、専用の21インチホイール、オレンジ・ブレーキキャリパー、パノラマガラスサンルーフを装備。
イルミネーション付きフロントドアシルトリムは、モデル名の"edition one"ロゴを地面に投影する。
インテリアは専用のモナコグレーカラーのバルコナレザー製カスタマイズドコンターシートを含むインテリアデザインセレクションと、同じくバルコナレザー製スポーツシートを含む「Sライン」インテリアのいずれかを選択可能。
この装備には、フロントの3Dサウンドを備えた"Bang & Olufsen"製プレミアムサウンドシステム、ツアーアシスタンスパッケージ、フロント&リアダイナミックターンインジケーターおよびダイナミックライトシナリオ付きマトリックスLEDヘッドライトも含まれる。
E MAGAZINE 100%電気自動車専門誌 Vol.02(2019March)
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