Audi RS 4 Avant [2020]
- 2019/10/03
- 18:34
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アウディスポーツが発表した、フェイスリフトされた新しい「アウディ RS 4 アバント」。
エクステリアは新しいデザイン言語によってさらにパワフルに差別化され、ツインターボV6エンジンは強力で効率的。
インテリアの新しい"MMI"タッチ操作システムは、新しいRS専用ディスプレーを備える。
エクステリアデザインは、筋骨たくましい。
完全に再設計されたフロントセクションは「A4 アバント」と大きく異なり、シングルフレームはベースモデルと比べてワイドでフラット。
RSモデルシリーズを象徴する3Dハニカム構造のグリルはグロスブラック仕上げ。
シングルフレームはきれいな見た目のためにフレームなしでデザインされ、ハニカムメッシュは大きなラテラルエアインテークとバーチカルフラップを備えたバンパーに直接挿入されている。
LEDヘッドライトの形状も再設計され、ダークベゼルを備えたオプションのマトリックスLEDヘッドライトは高性能アバントのフェイスリフトされた外観を完成させる。
クワトロブリスターを備えたホイールアーチは、「A4 アバント」と比較して前後それぞれ30mm広い。
ヘッドライト両側に配置されたグロスブラックのデザインエレメントは、新しい「RS 4 アバント」のワイドさを強調する。
スタイリングパッケージは、"グロスブラック"、"マットアルミニウム"、"カーボン"の3種類が設定され、シルインレー、エクステリアミラーハウジング、フロント&リアバンパーに個々のアクセントを加える。
"グロスブラック"と"カーボン"のスタイリングパッケージでは、リクエストに応じてフロント&リアのアウディリングと"RS 4"ロゴをブラックカラーとすることができる。またより控えめな外観のために"RS"エンブレムを完全に取り外すこともできる。
ルーフレールはマットブラックが標準。
RS専用のルーフエッジスポイラーとディフューザーインサート、RSエキゾーストシステムのクローム・テールパイプは独特なスタイリングを完成させる。
ブラック・テールパイプトリムを備えたオプションのRSスポーツエキゾーストシステムは特にスポーティーなサウンドを生み出し、ドライバーはアウディ・ドライブセレクト(ダイナミックハンドリングシステム)を介してスポーティーなサウンドと落ち着いたサウンドのどちらを望むか選択することができる。
ボディカラーは全8色。
新色は、"ターボブルー・ソリッド"と"タンゴレッド・メタリック"の2色。
また「アウディ・エクスクルーシブ」プログラムでは、さらに多くのカスタマイズされた塗装仕上げが提供される。この中に含まれる"ノガロブルー・パールエフェクト"は、すべてのRSモデルの始まりとなる伝説的な1994年の「アウディ RS 2 アバント」を特徴付けたカラー。
エンジンは、ツインターボチャージャー付き2.9リッターV6 TFSI。
この「2.9 TFSI」は、1999年の初代「RS 4 アバント」に搭載された伝説的な2.7リッターV6エンジンをベースとしている。当時のツインターボV6は380馬力を発生した。
新しい「RS 4 アバント」は450馬力を発生し、排気量1リットルあたりの馬力は155.5馬力に相当。
最高出力 : 450馬力
最大トルク : 600Nm @ 1,900~5,000rpm
燃料消費 : 10.87km/L (WLTP)
CO2排出量 : 208g/km (WLTP)
エンジン重量は182kgと、2012年の先代モデルに搭載されていたV8エンジンより31kg軽量。これは印象的なパフォーマンスの前提条件となる車両総重量と前後重量配分の最適化に役立つ。
「2.9 TFSI」の2つのターボチャージャーはそれぞれのシリンダーバンクに割り当てられ、最大1.5barのブースト圧を生成。アウディのすべてのV6およびV8エンジンと同様にターボチャージャーは90度のシリンダーバンク内に搭載され、シリンダーヘッドの内側が排気、外側が吸気となる。
このレイアウトによりコンパクトな構造と、短い排気ガス流路による最小限の流量損失を可能にし、特にアクセルペダルの操作に対する自発的な応答を実現している。
高出力のV6エンジンは強力な性能だけでなく、高いレベルの効率性も印象的。
燃料消費量は従来型と比較して17%削減され、この決定的な要因はBサイクルとして知られるアウディの新しいTFSI燃焼システムによる。
これは通常使用時の主要な動作モードである部分負荷状態のために特別に設計されており、負荷と回転速度が高い場合には2段階のアウディ・バルブリフトシステム(AVS)が吸気バルブを遅れて閉じるためクランク角が200度になるまでの解放時間が長くなる。同時にバルブリフトが6mmから10mmに増加し、それに応じてシリンダーチャージが増加することで、エンジン回転数が上がり豊富なパワーが提供される。
トランスミッションは、8速ティプトロニック(電子制御AT)。
スポーティーなチューニングが施されている。
ドライブトレーンは、クワトロシステム(四輪駆動)。
通常の運転ではシステムはリアアクスルにより多くのパワーを配分。純粋な機械式センターディファレンシャルはトルクの60%をリアアクスルに、40%をフロントに配分する。
片方のアクスルで望ましくないスリップが発生した場合、大部分のパワーが自動的かつ迅速にもう一方のアクスルに送られる(リアアクスルに最大85%、フロントアクスルに最大70%)。
高いロック値は明確に定義されたトルク配分と、エレクトロニックスタビリゼーションコントロール(ESC)の制御システムおよびホイールセレクティブトルクコントロールとの非常に正確な相互作用を可能にする。
0-100km/h加速 : 4.1秒
最高時速 : 250km/h
最高時速(RSダイナミックパッケージ) : 280km/h
ホイールセレクティブトルクコントロールはすべてのタイプの路面で有効。
スポーティーなスタイルの運転時は、カーブ内側のホイールにESCを介してごく僅かにブレーキをかけ、それによりホイールの負荷が高まるとカーブ外側のホイールの駆動トルクが増加する。
駆動力の違いにより車が曲がり、車はステアリング角に対して正確に追従。結果としてハンドリングは正確かつ機敏でニュートラルとなる。
RS専用のチューニングが施されたオプションのスポーツディファレンシャルは、カーブでの加速の際にさらにダイナミックなレスポンスを保証する。
後輪間のトルクをアクティブかつターゲットを絞った方法で配分することにより、トラクションや安定性およびダイナミクスを改善。
カーブでの旋回または加速時にトルクは主にカーブ外側の後輪に向かい、文字通り車をカーブに押し込みアンダーステアの僅かな兆候も排除。
オーバーステアの場合はカーブ内側のホイールにトルクを向けることで車を安定させる。
スポーティーなチューニングが施されたサスペンションは、5リンク式の前後アクスルコンセプトにより縦方向と横方向の入力を最適に吸収する。
標準装備されるRSスポーツサスペンションの車高は、スポーツサスペンションを装備した「S4 アバント」より7mm低い。
オプション設定されるダイナミックライドコントロール(DRC)付きRSスポーツサスペンションは、さらに俊敏なハンドリングを可能にする。
電子機器を使用せずに遅延なく車体の動きに対応する特別なダンパーシステムは、2つの独立したオイルラインを介して対角線上のダンパーを接続。セントラルバルブはガス充填コンパートメント付きインターナルピストンを介して必要な補正量を提供する。
車がコーナーに向かって操舵しているときには、対角線上で外側のダンパーにオイルの流れが向かい追加の減衰力を生成。
また一方に入力があると減衰特性が変更され、ロールとピッチの動きはほとんどなくなる。
その結果この応答性の高いダンパーシステムにより車はカーブで特に正確となり、ダンパー特性はアウディ・ドライブセレクトにより3段階に調整可能。
バルブが組み込まれた新世代のダンパーはよりコンパクトで軽量。さらに"コンフォート"モードと"ダイナミック"モード間の減衰力の幅がより広くなり、特に高速でのコーナリング時に発生する高い減衰力のためのより正確なサスペンション調整が可能になった。
RS専用のダイナミックステアリングは、標準の電気機械式パワーステアリングの代替として利用可能。
ダイナミックステアリングは走行速度やステアリング角度およびアウディ・ドライブセレクトで選択されたモードに基づいてステアリングレシオを最大100%変化させる。
都市交通など低速走行では非常にダイレクトに動作しロックトゥロックは2回転。パワーアシストのレベルも高く駐車操作も簡単になる。
郊外の道路ではステアリングレスポンスとパワーアシストのダイレクト感は徐々に低下し、高速道路で高速走行する場合にはインダイレクトギアレシオと低いレベルのパワーアシストによりステアリングの動きがスムーズとなり操舵安定性が確保される。
ダイナミックステアリングはESCと密接に連携してスポーティーなハンドリングと安全な運転を実現。必要に応じてドライバーが気付かない程度の僅かなカウンターステアを実行し、ほとんどの状況で負荷の変化によるアンダーステアとオーバーステアが減少する。また異なる摩擦係数の路面でブレーキをかけた場合に、システムはステアリング修正の安定化に役立つ。
ドライバーは標準装備のアウディ・ドライブセレクトを介して、ドライビング体験をパーソナライズすることができる。
システムは、エンジン&トランスミッションマネジメント、パワーステアリング、サスペンション、ダイナミックステアリング、スポーツディファレンシャル、エンジンサウンド、オートエアコンを統合制御。
これらを"コンフォート"、"オート"、"ダイナミック"、さらにカスタマイズ可能な新しいRS専用モードとなる"RS1"および"RS2"の5種類から車両特性を変更することができる。
"RS2"モードは、ボタン操作のみでESCに素早く影響を与えるために存在する。
新しい「RS 4 アバント」は、19インチの鍛造アルミニウムホイールを標準装備。タイヤサイズは265/35。
またオプションとして完全にフライス加工された5アームホイール(マットブロンズカラー)など、さまざまなデザインの20インチホイールが用意される。タイヤサイズは275/30。
確実な制動力を保証するRSスチールブレーキのベンチレーテッドディスクは、フロント375mm径、リア330mm径。
"RS"ロゴが印されたブラックカラーの6ポットキャリパーは、オプションとしてレッドカラーも選択可能。
またオプションとして、フロントアクスルには特にフェード耐性に優れたRSセラミックブレーキを装備することができる。キャリパーはレッド、グレー、ブルーの3色。ベンチレーテッドディスクは400mm径。
インテリアはブラックを基調としている。
LEDライトガイドはドアとセンターコンソールの輪郭をトレースし、オプションのアンビエントライティングパッケージと組み合わせることで最大30色の異なるカラーを選択することができる。
水平方向に配置されたインストルメントパネルは広がり感を生み出し、ドライバーと乗員は"RS 4"ロゴが印されたイルミネーション付きドアシルトリムに迎えられる。
オプションのRSデザインパッケージはインテリアにカラーを追加。センターコンソール、アームレスト、シートベルト、フロアマットに"RS"ロゴが印され、ステアリングホイール、セレクターレバー、ニーパッドは、レッドカラーのコントラストステッチが施されたアルカンターラ製となる。
レッド・RSデザインパッケージの新しいハイライトは、同じ色となるシートバックレストのブラケット。
加えてエクステンデッドRSデザインパッケージではグレーカラーのアクセントも提供する。
10.1インチの"MMI"タッチディスプレーは、新しいオペレーティングシステムのコントロールセンター。
これはインストルメントパネルの中央にあり、ドライバーに向かって僅かに傾けられている。
タッチセンサー式のディスプレーにはドライバーを迎えるグラフィックアニメーションが表示される。
"MMI"タッチディスプレーはハプティックフィードバックを提供し、従来センターコンソールに配置されていたロータリープッシュボタンの機能を引き継ぐ。
ドライバーはRSモニターを使用してドライブシステムコンポーネントの温度、最大Gフォース、タイヤの空気圧と温度に関する情報の概要を呼び出すことができる。またアウディ・バーチャルコックピットの特別なRSディスプレーにはタイヤ空気圧、トルク、エンジン出力、油温、ラップタイミング、加速度、Gフォースに関する情報が表示される。
シフトライトディスプレーは最高回転数に達するとドライバーにシフトアップを促し、オプションのヘッドアップディスプレーはシフトライトディスプレーなどRS専用の情報を提供する。
新しいオペレーティングシステムの厳密な階層によるメニュー構造はユーザーの期待に合わせて調整され、簡単な操作を目指している。
また自然言語コントロールは日常会話で使用される多くのフレーズを理解し、それらを迅速にコマンドとして解釈する。
新しい「RS 4 アバント」のナビゲーションは、さらに汎用性が高くユーザーフレンドリー。
アウディ・コネクトとアウディ・コネクトプラスは、アウディ車両の群知能を活用するCar-to-Xサービスなどのオンラインサービスを提供する。
ドライバーはフラットボトム形状のRSマルチファンクションスポーツレザーステアリングホイールに備えられた、新しい"RS MODE"ボタンを介してアウディ・ドライブセレクトの"RS1"および"RS2"の2つのモードを直接起動させることができ、これによりアウディ・バーチャルコックピットにRS専用ディスプレーが自動的に表示される。
新しいアルミニウム製シフトパドルは従来よりも非常に大きくなった。
"RS"エンブレムはステアリングホイールとイルミネーション付きドアシルトリムのほかに、オプションのハニカムパターン付きRSスポーツシートやシフトゲートにも配される。
新しい「RS 4 アバント」は、ベースモデルの「A4 アバント」と同様の日常の使いやすさを提供。
ラゲッジコンパートメントの容量は495リットルで、後部座席を折り畳んだ場合1,495リットルに拡大する。
電動テールゲートと電動ラゲッジコンパートメントカバーは標準装備され、センサー制御式電動開閉トランクリッドはオプションとして選択可能。
またボタン操作のみで電気的にロックを解除することができるトレーラー牽引ヒッチもオプション設定される。
リクエストに応じて新しい「RS 4 アバント」は、多くの状況でドライバーをアシストする。
30を超える運転支援システムが高性能アバントの総合的な特性を強調。オプションは"ツアー"および"シティ"のパッケージにまとめられ、これらには自動的に車間をコントロールするためのストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズアシスト、交差点アシスト、車線変更警告、縁石警告が含まれる。
新しい「アウディ RS 4 アバント」は、2019年10月にドイツおよび他のヨーロッパ諸国での販売が開始される。
ベース価格は、81,400ユーロ。
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