Audi RS 6 Avant [2020]
- 2019/09/10
- 18:36
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アウディスポーツが発表した、新しい「アウディ RS 6 アバント」。
RSアイコンの第4世代となる新しい「RS 6 アバント」は、25年にわたるRSモデルの歴史の新しい章を開く高性能ステーションワゴン。
マイルドハイブリッドシステムにより、より大きなパワーと効率の向上を両立。
スポーティーさと実用性を兼ね備え、あらゆる目的に対応する。
エクステリアデザインは、ワイドでパワフル。
そのセグメントでユニークなボディスタイルは、静止している状態でも一目見た瞬間に魅了する。
RSモデルはベースモデルの「A6 アバント」と比較して著しく差別化されたデザインを誇り、フロントドアやルーフおよびテールゲートを除くエクステリアはRS専用のパーツのみで構成される。
ワイドなフレアホイールアーチにより約40mm幅広くなったボディは高性能アバントの特徴を強調し、22インチのホイールが印象的なプロポーションを際立たせる。
フロントエンド全体は「A6 アバント」から最大限差別化され、「A6」モデルラインの中で独特なデザインを提供。
パワードームを備えた新しいボンネットに加え、「A7」モデルラインのヘッドライトも採用し、よりフラットでスポーティーな表現を備えている。また「RS 6 アバント」専用のユニークなオプションとして、ダークトリムが施されたRSマトリックスLEDレーザーヘッドライトが提供される。
LEDヘッドライトとLEDテールライトはダイナミックターンシグナルを備え、車のロックまたはアンロック時にはRS固有のライトシーケンスが点灯する。
シングルフレームグリル内の3Dハニカムメッシュはグロスブラックカラーで仕上げられ、よりフラットでワイドな形状と組み合わせることで「RS 6 アバント」の逞しい外観を強化。
バンパーのシングルフレームサラウンドと"quattro"ロゴは取り除かれた。
LEDヘッドライトの下部ではサイドエアインレットが新しいRSバンパーから大きくせり出し、ほぼヘッドライトの下端まで伸びている。これはスーパーカー「アウディ R8」からヒントを得たデザイン。
特徴的なアバントのシルエットは、細く長いフロントセクション、長くまっすぐなルーフライン、フラットなDピラー、そしてクワトロブリスターなどサイドから見たときに特に際立つ。
RS専用のサイドシルにはブラックカラーのインサートが付き、明確に前方へ押し進む側面を視覚的に強調する。
ダイナミックなリアエンドはリアディフューザー付きRS専用バンパーとルーフエッジスポイラーで構成され、デザインエレメントはグロスブラックカラー。
特徴的なRSスタイルは、クロームカラーのオーバルテールパイプ付きRSエキゾーストシステムで纏められる。ブラックカラーのテールパイプ付きRSスポーツエキゾーストシステムはオプションとして選択可能。
エンジンは、ツインターボチャージャー付き4リッターV8 TFSI。
最高出力 : 600馬力
最大トルク : 800Nm @ 2,050~4,500rpm
燃料消費 : 8.70km/L
CO2排出量 : 263g/km
ツインターボV8エンジンは、48ボルトのメイン電気システムにより最高のパフォーマンスと高効率を兼ね備える。
マイルドハイブリッドシステム(MHEV)の中心となるベルトオルタネータースターターは、軽度の減速中に最大12kWの電力を回収しリチウムイオンバッテリーに蓄える。
時速55~160km/hの速度でドライバーがアクセルから足を離すと、ドライブマネジメントは2つのオプションのいずれかを選択。運転状況やアウディ・ドライブセレクトの設定に応じて新しい「RS 6 アバント」は、エンジンをオフにした状態で最大40秒間エネルギーを回生するかコースティング(惰性)走行を行う。アクセルを踏み込むとベルトオルタネータースターターはエンジンを再始動する。
このMHEV技術は最高22km/hの速度でのアイドリングストップを可能にし、日常の運転では100km走行あたり最大0.8リットルの燃料を節約できる。
もう一つの効率化技術は、シリンダーオンデマンド(COD)。
CODは低から中程度の負荷と速度において燃料噴射と点火を停止し、吸気および排気バルブを閉じることで2番、3番、5番、8番シリンダーを非アクティブ化。
4気筒での運転時でも停止したシリンダーはほぼ損失無く動作し、ドライバーがアクセルを踏み込むと直ぐに再始動する。
高効率のエンジンは、スポーティーでボリュームのあるV8サウンドを生み出す。
ドライバーはアウディ・ドライブセレクトシステムを使用してエンジンサウンドに影響を与えることができる。
オプションのRSスポーツエキゾーストシステムは最大限スポーティーなサウンドエクスペリエンスを保証し、カスタマイズ可能な"RS1"および"RS2"モードではサウンドのバランスを変更可能。
シフトタイムを最適化したトランスミッションは、8速ティプトロニック(電子制御AT)。
ドライブトレーンは、クワトロシステム(四輪駆動)。
駆動力は機械式のセンターディファレンシャルを介して前後の車軸に分配され、その前後比率は通常40:60。
1つの車輪がスリップすると駆動トルクがもう一方の車軸へ自動的により多く分配され、その前後比率は70:30~15:85まで可変する。
0-100km/h加速 : 3.6秒
0-200km/h加速 : 12秒
最高時速 : 250km/h
最高時速(ダイナミックパッケージ) : 280km/h
最高時速(ダイナミックパッケージプラス) : 305km/h
ホイールセレクティブトルクコントロールは、新しい「RS 6 アバント」の機敏で安全なハンドリングを最適化。コーナリング中に負荷の減るコーナー内側の車輪にブレーキをかけることでスピン発生を抑制する。
オプションのダイナミックパッケージまたはダイナミックパッケージプラスに含まれるスポーツディファレンシャルは、後輪間のトルクを積極的に分配。トラクション、安定性、ダイナミクスが向上する。
さらに機敏となったサスペンションシステムは前後とも5リンク式を採用し、縦方向と横方向の入力を別々に処理する。
リンケージとサブフレームの大部分はアルミニウム製。
トレッド幅は、フロント1,668mm、リア1,650mm。
標準装備されるダンピングコントロール付きRSアダプティブエアサスペンションは、RSモデル用に特別なチューニングが施されている。
新しいエアスプリングモジュールは50%高いスプリングレートにより、ダイナミックパッケージプラスの最高時速305km/hを初めて実現した。
RSアダプティブエアサスペンションはオートマチックレベルコントロールを含む複数のモードを設定できる。
新しい「RS 6 アバント」は、「A6 アバント」のスタンダードサスペンション仕様と比べて車高は20mm低く、120km/h以上の速度ではさらに10mm低くなる。またリフトモードを備え低速時に車高を20mm上げることができる。
RSアダプティブエアサスペンションは、長距離での快適性から最大限のパフォーマンスまで非常に幅広い選択肢をドライバーに提供する。
ダイナミックライドコントロール(DRC)付きRSスポーツサスペンションは、オプション設定される。
構成は、3段階に調整可能なダンパーとスチールスプリングの組み合わせ。
ダンパーは対角をオイルラインとセントラルバルブで互いに接続され、コーナリング時に負荷のかかるコーナー外側のダンパー内のオイルの流れを調整。サポートを増加させピッチとロールの動作を低減させる。これにより路面へのホールドが高まり、ハンドリングが改善する。
コントロールバルブを内蔵した新世代のダンパーは、アウディ・ドライブセレクトシステムの個々のモードでより顕著となる。
標準装備されるスポーティーなプログレッシブステアリングはダイレクトレシオを備え、システムは正確なステアリングフィードバックのために舵角が大きくなるにつれ反力が高まる。また新開発のパワーアシストはドライバーと路面を密接に繋ぐ。
オプションのダイナミックパッケージまたはダイナミックパッケージプラスに付属するダイナミックオールホイールステアリングは、無限可変のストレインウェーブギアを採用するフロントアクスルのダイナミックステアリングと、スピンドルドライブとトラックロッドによる独立したリアアクスルのステアリングの組み合わせ。このシステムにより低速域では後輪が前輪と反対方向に最大5度回転することで、回転直径は最大1m減少し都市交通や急カーブでの俊敏性が高まる。一方で中速および高速域では後輪が前輪と同方向に最大2度回転することで、特に車線変更時の安定性が向上する。
ドライバーはアウディ・ドライブセレクト(ダイナミックハンドリングシステム)を使用して、「RS 6 アバント」の特性を変更することができる。
モードの選択肢は"コンフォート"、"オート"、"ダイナミック"、"エフィシェンシー"、そして個別に設定可能なRS専用の"RS1"および"RS2"の6種類。
このRS専用モードはステアリングホイールの"RS MODE"ボタンから直接起動でき、同時にアウディ・バーチャルコックピット内にRS専用のディスプレーが自動的に起動する。
アウディ・ドライブセレクトは、エンジン、トランスミッション、パワーステアリング、サスペンション、ダイナミックオールホイールステアリング、クワトロスポーツディファレンシャル、エンジンサウンド、オートエアコンの特性に影響を与える。
"RS2"モードは、ボタン操作のみでエレクトロニックスタビリゼーションコントロール(ESC)に直接影響を与えるために特別に存在する。
新しい「RS 6 アバント」に標準装備される鋳造アルミニウムホイールは、10スポークスターデザイン。
ホイールサイズは21インチ。タイヤサイズは275/35。
オプション設定されるRS専用ホイールは、5Vスポークトラペゾイドデザイン。
ホイールサイズは22インチ。タイヤサイズは285/30。
ホイールカラーはシルバー、マットチタンルック&グロスターンドフィニッシュ、グロスアンスラサイトブラック&グロスターンドフィニッシュの3種類から選択可能。
RSスチールブレーキシステムのキャリパーはブラックカラー。オプションとしてレッドカラーも選択可能。
組み合わされるベンチレーテッド&ドリルドディスクは、フロント420mm径、リア370mm径。
オプション設定されるRSセラミックブレーキではキャリパーのカラーをグレー、レッド、ブルーから選択可能。
セラミックブレーキディスクは、フロント440mm径、リア370mm径。
新開発のRSセラミックブレーキシステムの重量は、スチール製と比べて約34㎏軽量なためバネ下重量が減少する。
エレクトロニックスタビリゼーションコントロール(ESC)はスポーツモードを備えており、完全にオフにすることもできる。
先駆的なインテリアデザインはドライバー指向のレイアウトと"アルミニウムレース"インレーで強調され、新しい「RS 6 アバント」のスポーティーなキャラクターを表現。
水平方向の配置と階層化された3D構造により、インストルメントパネルは明るく滑らか。
フルデジタルオペレーティングシステムのユーザインターフェースは、クリアなブラックパネルデザインと調和。上部の"MMI"タッチレスポンスディスプレーはブラックパネル構造の中に組み込まれている。上部ディスプレーに表示される"RSモニター"ディスプレーは、駆動コンポーネントの温度状況、最大G加速度、タイヤ空気圧&温度に関する情報をドライバーに提供。
アウディ・バーチャルコックピットのRSディスプレーには、タイヤ空気圧、トルク、パワー出力、エンジン油温、ブースト圧、ラップタイミング、加速度測定&Gフォースに関する情報が表示される。
シフトライトディスプレーは、エンジンが最高回転数に達するとドライバーにシフトアップを促す。
フラットボトム形状のフルパンチングレザー製スポーツステアリングホイールには、アルミニウム製の新しい大型RSシフトパドルが備わり、ドライバーがアウディ・ドライブセレクトの"RS1"および"RS2"モードを直接選択することができるマルチファンクションボタンも配置される。
"RS"および"RS 6"のロゴはステアリングホイール、シート、イルミネーション付きフロントドアシルトリムを飾り、"Audi Sport"エンブレムはフロント&リアドアを開けた時に路面に投影される。
ブラック・パールナッパレザー&アルカンターラ製スポーツシートには"RS"エンボスロゴとランバスパターンが付き、オプションとして選択可能なRSスポーツシートはハニカムパターンステッチと"RS"エンボスが施されたパンチングバルコナレザーで覆われ、この穿孔はまた初めてベンチレーション機能を可能にした。
オプション設定されるRSデザインパッケージはレッドとグレーの2種類が用意され、インテリアにカラーとスポーティーさをもたらす。
このパッケージではステアリングホイールリム、ギアレバーブーツ、ニーパットがコントラストステッチ付きアルカンターラ製となり、カラーエッジング付きシートベルトとRSフロアマットで纏められる。
さらなるカスタマイズオプションとなるインレーは、"カーボン"、"ウッドナチュラル"、"グレーブラウン"、"マットアルミニウム"の4種類。
新しい「RS 6 アバント」の室内は更に広くなった。
ラゲッジコンパートメントの容量は565~1,680リットル。ホイールハウス間の積載幅は1.05mと、従来のモデルより14mm大きくなっている。
40:20:40の分割可倒式リアシートベンチは、ラゲッジコンパートメントから簡単に折り畳むことができる。
電動テールゲート&ラゲッジコンパートメントカバーは標準装備。さらにオプションのコンビニエンスキーと組み合わせた場合、センサー制御によりフットジェスチャーで開くことができる。
オプションのスイベリングトレーラーヒッチは電動リリース機能を備え、カメラベースのトレーラーアシスト機能も追加可能。これはトレーラーを牽引時にドライバーの後退および操縦操作をアシストする。
インフォテインメントやアシストシステム、そして色や素材には広範囲にわたる選択肢が提供される。
新しい「RS 6 アバント」には幅広い快適性、コネクティビティー、運転支援機能が備わり、これらの組み合わせは一貫したスポーティーさから長距離走行まで様々な状況でドライバーを支援する。
30以上が利用可能な運転支援システムには、アダプティブクルーズアシスト、交差点アシスト、車線変更警告、縁石警告、360°カメラが含まれる。
新しい「RS 6 アバント」のボディカラーは13色が設定され、RS専用色となる"ナルドグレー"と"セブリングブラック・クリスタルエフェクト"、5種類のマットエフェクトペイントフィニッシュが含まれる。
エクステリアミラーハウジングは標準がブラックとなり、オプションとしてボディカラー同色またはマットアルミニウムルックを選択可能。
オプションのスタイリングパッケージは"マットアルミニウムルック"、"ブラック"、"カーボン"の3種類が設定され、バーチカルブレード、ホリゾンタルスプリッター、シルインサート、ルーフレール、ウィンドウトリム、リアディフューザートリムが変更される。
また"ブラック"と"カーボン"のスタイリングパッケージを選択した場合、オプションとしてフロントとリアのアウディリングと"RS"ロゴもグロスブラック仕上げとすることができる。
さらに"Audi exclusive"プログラムには、他にも数多くのカスタマイズオプションが用意される。
新しい「アウディ RS 6 アバント」は、2019年末までにドイツおよび他のヨーロッパ諸国での販売が開始される。
ベース価格は、117,500ユーロ。
AUDI純正000071154A収納バッグ、ミディアム