Audi S7 Sportback TDI [2020]
- 2019/04/15
- 18:57
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アウディが発表した、新しい「アウディ S7 スポーツバック TDI」。
新しい「S7 スポーツバック」はトルクフルなV6ターボディーゼルエンジンを採用し、ヨーロッパの顧客に長距離のための理想的なパフォーマンスモデルを提供する。
アウディは初めて電動コンプレッサーと48Vプライマリー電気システムを組み合わせ、スポーティーさと効率性を両立。
またダンピングコントロール付きSスポーツサスペンション、ダイナミックオールホイールステアリング、セラミックブレーキシステムなどダイナミックなコーナリングと減速のためのすべての装備を搭載。
そしてSモデルの洗練されたルックスを持つ印象的なデザインは、スポーティーなフルサイズモデルに特別な存在感を与えている。
エンジンは、ターボチャージャー付き3リッターV6 TDI。
電動コンプレッサーによる巨大なトルクはヨーロッパのパフォーマンス指向の顧客にとって理想的な基盤となり、S TDIモデルは高いドライビングダイナミクスと効率性を提供。長距離走行には特に魅力的な組み合わせとなる。
アウディは成功した「SQ7 TDI」の優れた駆動コンセプトを次のレベルに体系的に導き、初めて電動コンプレッサーと48Vプライマリー電気システムを組み合わせた。
最高出力 : 349馬力
最大トルク : 700Nm @ 2,500~3,100rpm
燃料消費 : 15.38km/L
CO2排出量 : 170g/km
トランスミッションは、8速ティプトロニック(電子制御AT)。
ドライブトレーンは、クワトロシステム(四輪駆動)。
0-100km/h加速 : 5.1秒
最高時速 : 250km/h
電動コンプレッサー(EPC)は低いエンジン回転数での発進時または低負荷での加速時など、エキゾーストガスのエネルギーが不十分な場合に常にTDIのターボチャージャーをサポート。
EPCとエキゾーストターボチャージャーが連携して作動するデュアルスーパーチャージャーにより、いかなる運転状況でも高い応答性と強力な加速を可能にする。
EPCは0.25秒未満で応答。最高出力は7kW、最大回転数は7万rpm。
EPCは従来のターボチャージャーに視覚的に似ているが、それはインタークーラー後方の吸気経路でエンジンに直接取り付けられている。
ほとんどの運転状況ではバイパスによって回避される。しかしながらアクセルペダルによって要求される負荷が高くタービン側の利用可能なエネルギーが低い場合にバイパスバルブが閉じ、吸入空気をEPCに送り圧縮空気は直接燃焼室に流れる。
その結果、加速時や追い越し時および負荷の変化に対して自発的な応答と印象的な牽引力が得られる。
日常の運転ではこの技術により頻繁なダウンシフトを回避し、エンジン回転数を低く保ち、従来のターボチャージャーが影響を受けやすいターボラグを抑制する。
EPCが性能を高めている間、一方でマイルドハイブリッドシステム(MHEV)は燃料効率性の改善をサポート。
48VのMHEVシステムは、クランクシャフトに接続されるベルトオルタネータースターター(BAS)とラゲッジルーム真下の車両フロアに収納される容量10Ahのリチウムイオンバッテリーで構成される。
システムは減速時に最大8kWの電力を回収することができ、その電力はリチウムイオンバッテリーに蓄えられ再び加速するときにBASがエンジンを再始動することで即座に反応する。
MHEV技術は最高22km/hでのアイドリングストップを可能にし、車両センサーとの統合により実際の運転状況で100km走行あたり最大0.4リットルの燃料節約を実現。内燃エンジンを停止した状態で最大40秒間惰性走行することができる。
この上で、S TDIモデルは印象的なドライビングダイナミクスと高効率、低燃費、低排出ガスを兼ね備え、欧州の最新排ガス基準であるユーロ6d TEMPに適合している。
「3.0 TDI」エンジンは、その出力と高効率で注目に値する。
3リッターV6エンジンが発生するパワーは、排気量1リットルあたり117.9馬力&235.9Nm。
エンジン重量は僅か190㎏。そしてあらゆる部門にハイテクを集中している。
コモンレールシステムは最大2,500バールの圧力で燃料を噴射。クランクシャフト、ピストン、コネクティングロッド、オイル管理は高性能の要求を満たし、クランクシャフトとカムシャフトは摩擦を減らすための高度な対策が講じられている。
クランクケースとデュアルセクションのウォータージャケットを持つシリンダーヘッドの冷却回路は別々に保たれ、エンジンオイルはコールドスタートから急速に温まる。
冷却液の流れは必要に応じてターボチャージャーのオイルクーラー、EPC、BAS、コンプレッサーケースにも導かれる。
直径50mmのタービンホイールを備えるエキゾーストターボチャージャーは、最大2.4バールの相対ブースト圧を発生。その可変タービンジオメトリ(VTG)は低い流量損失のために最適化されている。
低圧排気再循環(EGR)はパティキュレートフィルターの後方で排気ガスを吸い出すのみなので、流量の全質量が過給器に動力を供給しその有効性を大幅に高める。
このように「3.0 TDI」の動作は非常に洗練されている。
アウディのすべてのSモデルと同様に新しい「S7 スポーツバック」はクワトロ(フルタイム4WD)が標準となる。
通常の走行状態では、セルフロッキング式センターディファレンシャルが前後車軸間のトルクを40:60の比率で分配。そして片方の車輪がスリップした場合は駆動トルクの大部分は牽引力の高い車軸に向かい、極端な状況では70:30~15:85まで可変する。
スポーツ走行時にはホイールセレクティブトルクコントロールによりハンドリングが向上。これは負荷が少なくなるカーブの内側の2つの車輪がグリップを失う前にわずかにブレーキをかける。
標準装備されるプログレッシブステアリングには基本的な構成で既にスポーツレシオが備わり、ステアリングロックが大きいほどよりダイレクトなステアリングとなる。
S専用の電気機械式サーボアシストは不快な隆起を取り除くもののドライバーに有用な情報を伝える。
従来モデルと比較して、新しい大型Sモデルはさらに優れた横方向のダイナミクスを提供。
アウディはリクエストに応じてダイナミックオールホイールステアリングを供給できる。
これは9.5:1と16.5:1にレシオが可変するフロントアクスルのダイナミックステアリングと スピンドルドライブとトラックロッドによって操作される独立したリアアクスルのステアリングにより構成される。
時速60km/hまでの速度では、後輪は前輪と反対方向に最大5度回転。これにより低速域で操作がしやすく機敏となるほか、回転直径が最大1.1m減少する。
時速60km/hを超える中高速域では、後輪は前輪と同じ方向に最大2度回転。これにより高速走行時や車線変更時の方向安定性が向上する。
新しいSモデル用に特別に開発されたSスポーツサスペンションは、ダンピングコントロール機能を標準装備。
車高を10mm下げることで低いライドハイトを与え、スポーティーなキャラクターを際立たせている。
明確な快適性志向のアダプティブエアサスペンション(アジャスタブルダンパー付きエアサスペンション)は、オプションとしてSモデルに初めて設定される。これは3つのモードを選択することができ、路面状況の良くないときのための"リフト"モードも含まれる。"オート"モードでは時速120km/hでさらに10mm車高が低くなり、"ダイナミック"モードでは常にこの低い車高が維持される。
よりスポーティーなドライビングのために、リアアクスルのスポーツディファレンシャルによりクワトロシステムを補完することができる。
スポーツディファレンシャルは、ダイナミックなコーナリング時に文字通り車をカーブに押し込み高レベルの敏捷性を生み出す。
ドライバーはアウディ・ドライブセレクト(ダイナミックハンドリングシステム)で、スポーツディファレンシャルの作動戦略を調整可能。
スポーティーな走行特性は5リンクデザインのアクスルによっても支えられ、それは主にアルミニウム製。
すべてのシャシーコンポーネントは電子シャシープラットフォーム(ECP)によって制御され、ショックアブソーバーの動作は1,000分の1秒間隔で調整される。
ECPは車の動きに関する包括的な情報と、関連するシャシー制御システムからのデータを収集。これらのデータから統合されたハンドリングコントローラーがコンポーネントの最適機能を計算し正確に調整を行う。
新しいSモデルのドライバーは、この先進さを正確なハンドリングと高い横方向のダイナミクスという形で体感する。
ダンパーと同様にECPはダイナミックオールホイールステアリングとスポーツディファレンシャルを制御。
ドライバーはS専用のセットアップが施されたアウディ・ドライブセレクトでこれらのモジュールの効果を設定することができる。多様なモードは"コンフォート"、"オート"、"ダイナミック"、"エフィシェンシー"、"インディビジュアル"の5種類。
新しい「S7 スポーツバック」のブレーキシステムは、パフォーマンスに優れている。
フロントの"S"ロゴ付きアルミニウム製6ポットキャリパーは、ブラックカラー(オプションとしてレッドカラーを選択可能)。
スチール製ブレーキディスクは、フロントが400mm径、リアが350mm径。
またオプションとしてアウディはセラミックブレーキシステムを設定する。軽量で耐摩耗性に優れたカーボンファイバーセラミック製ブレーキディスクは、フロント400mm径、リア370mm径。
セラミックブレーキシステムはスチール製と比べて9㎏軽量なため、ばね下重量が大幅に削減され特にコーナリング時の走行特性が大きく向上する。
エレクトロニックスタビリゼーションコントロール(ESC)は、従来のモデルよりもさらに正確な制御を提供。ドライバーはスポーツモードに切り換えたり完全にオフにすることもできる。
標準装備されるホイールは20インチ。タイヤサイズは255/40R20。
21インチホイールはオプションとして選択できる。
タイヤはサイズに関わらず内部に接着されたトーラス吸音材(フォーム層)を持ち、高い音響快適性を提供。
また"Audi Sport GmbH"によりオプション設定されるホイールと20インチパフォーマンスタイヤを組み合わせると、優れたグリップとハンドリング特性を得ることができる。
存在感のあるSモデルは、内外装を問わずその印象的で独特なデザインにより洗練されている。
新しいアウディのデザイン言語はスポーティーなエクステリアをいっそう強調。ダイナミックなスタイルのフロントトリム、ワイドなサイドシル、4本のテールパイプトリムを備えたワイドなリアディフューザーがSモデルに存在感を与えている。
ダーククロームとアルミニウムの特徴的なSトリム要素は、ラジエーターグリルストラット、フロントブレード、サイドエアインレット、エクステリアミラー、リアディフューザーを飾り、スポーティーなキャラクターを主張。
ワイドで低いシングルフレームグリルはアルミニウム・ダブルバーとマットダーククローム・トリムを特徴とし、大胆な輪郭を持つ大きなエアインレットのハニカムインサートはチタンブラック仕上げ。
4ドアクーペの「S7 スポーツバック」と「S6」モデルを区別する大きなデザインの違いは、エアインレットのファンネルとサイドシルの角度がつけられたトリムストリップ。
スポーティーで洗練された美学を取り入れたインテリアは、Sモデル特有のデザインがドライバーを迎える。
ブラックを基調とした配色、洗練されたデコラティブインレー、カラーコントラストステッチ、そしてSモデル専用のディテールがスポーティーなドライビング体験をさらに向上させる。
シートの選択肢もスポーティーな印象を強調。"S"ロゴがエンボス加工されたスポーツシートだけでなく、明確なスタイルを求める顧客は一体型ヘッドレストを備えランバスパターンのステッチが施されたSスポーツシート、ベンチレーション&マッサージ機能を備えたマルチアジャスタブルコンターシートも選ぶことができる。
シートの表面素材は、レザー&アルカンターラから最高級のバルコナレザーまで利用でき、カラーはブラックやローターグレーおよびアラスレッドを選択可能。また、さらなるカスタマイズのためには様々なレザーパッケージが用意される。
標準で"ブラッシュドアルミニウム"となるインレーは、オプションとして"ファイングレインアッシュ"も利用できる。
その他のS専用ディテールには、レブカウンターを中央に配した専用グラフィックレイアウトのアウディ・バーチャルコックピット、フラットボトム形状のステアリングホイール、ステンレススチール製のペダル&フットレスト、"S"ロゴが印されたイルミネーション付きアルミニウム製ドアシルトリムが含まれる。
あらゆる目的に対応するスポーティーなフルサイズモデルは、包括的な快適性やコネクティビティおよび運転支援機能が完璧に装備されている。
「A6」と比較してSモデルの標準装備は幅広く、S専用デザインの20インチホイール、12.3インチディスプレーによるアウディ・バーチャルコックピット、アルカンターラ製スーパースポーツシート、4ゾーンオートエアコンが含まれる。
新しいSモデルは騒音の干渉を大幅に抑制するボディ構造や高度な空力特性と空力音響、さらには広々とした内装や最大1,390リットルのラゲッジルームによりとりわけ長距離走行にも優れている。
新しい「アウディ S7 スポーツバック TDI」は、2019年夏にヨーロッパ市場にデビューする予定。
ドイツでの価格は、82,750ユーロ。
アメリカとアジアおよび中東では、新しい「S7 スポーツバック」はガソリンエンジンを搭載する。
「2.9 TFSI」は最高出力450馬力、最大トルク600Nmを発揮。
またTDIモデルと同様にEPCと48V MHEVシステムの両方が装備され、パフォーマンスと効率性が向上する。
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