Audi SQ5 TDI [2019]
- 2019/02/22
- 19:05
![Audi SQ5 TDI [2019] 001](https://blog-imgs-123.fc2.com/a/u/d/audiwp/20190222163726765s.jpg)
![Audi SQ5 TDI [2019] 002](https://blog-imgs-123.fc2.com/a/u/d/audiwp/20190222163728e2as.jpg)
![Audi SQ5 TDI [2019] 003](https://blog-imgs-123.fc2.com/a/u/d/audiwp/20190222163728c12s.jpg)
![Audi SQ5 TDI [2019] 004](https://blog-imgs-123.fc2.com/a/u/d/audiwp/20190222162819665s.jpg)
アウディが発表した、新しい「アウディ SQ5 TDI」。
ハイライトは、電動コンプレッサーによる瞬時のパフォーマンスと48Vマイルドハイブリッドテクノロジー。
エンジンは第1世代の従来モデルと同様にパワフルなV6ディーゼルエンジン「3.0 TDI」が搭載される。
電動コンプレッサーはアイドリング直後から最大トルクを提供し、マイルドハイブリッドシステムはさらに効率を高める。
新しい「SQ5 TDI」の駆動コンセプトは、フルサイズの「SQ7 TDI」から体系的に改良して搭載。
48V主要電気システムは電動コンプレッサー(EPC)とマイルドハイブリッドシステムを含み、エネルギーはラゲッジルームのフロア下にある10Ahの容量を持つ小型リチウムイオン電池に蓄えられる。
またDC/DCコンバーターが従来の12V電気システムと接続する。
エンジンに近いインタークーラーの下流に配置される電動コンプレッサーは、ターボチャージャーを理想的にアシスト。
7kWの出力を持つ小型の電気モーターはコンプレッサーホイールを約0.3秒で6万5,000rpmに加速させ、1.4バールの相対ブースト圧を生み出す。
電動コンプレッサーはターボチャージャーを駆動する排気ガスの流量が少ない時に始動し、エンジン回転数が1,650rpmまでの低回転域で加速するときに役立つ。
これによりドライバーはスタート時やコーナーの通過や出口に関わらずターボラグなしで高いトルクを得ることができ、日常の運転条件では回転数と燃料消費量を抑えることができる。
最高出力 : 347馬力
最大トルク : 700Nm @ 2,500~3,100rpm
燃料消費 : 15.15km/L
CO2排出量 : 172g/km
新しい「SQ5 TDI」のMHEVシステム(マイルドハイブリッド電気自動車)は、実際の燃料消費量を100kmあたり最大0.7リットル削減することができる。
中心機構となるクランクシャフトに接続されたベルトオルタネータースターター(BAS)は減速中に最大12kWのエネルギーを回生でき、この電気はリチウムイオン電池に蓄えられてから各電気システムに動的に分配される。
ドライバーが時速55~160km/hで走行中にアクセルをオフにした場合はアウディ・ドライブセレクトの設定と走行状況に応じて、回生するかクラッチを切った状態でのアイドリング走行または最大40秒間エンジンを停止した状態での惰性走行となる。
次にアクセルを踏んだ時にBASはエンジンを再始動し、これは従来のスターターよりも著しく速くよりスムーズ。
MHEVテクノロジーは最高時速22km/hでのスタートストップ(アイドリングストップ)を可能にし、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を装備している場合は前の車両が動き始めると直ぐにブレーキペダルを踏んだままでもエンジンが再始動する。
最上位の出力仕様の「3.0 TDI」エンジンは最高のパワーと最大の効率性のために最適化されており、さまざまな分野でさらに開発および改良が施されている。
クランクシャフト、ピストン、コンロッド、オイルマネジメントはすべて厳しい要求に合わせた特別な構成。
また熱管理システムは非常に用途が広い。クランクケースとシリンダーヘッドには独自の冷却回路があり、コールドスタート後にエンジンオイルを素早く温めることができる。冷却液の流れは必要に応じてオイルクーラー、EPC、BAS、ターボチャージャーに送られる。
可変タービンジオメトリ(VTG)を備えた大型のエキゾーストターボチャージャーは最大2.4バールの相対ブースト圧を発生。
エキゾーストシステムのサウンドアクチュエーターはTDIに響きのある音を与える。
素早く滑らかで効率的なトランスミッションは、8速ティプトロニック(電子制御AT)。
そのショートな低いギアはスポーティーな加速を実現し、一方でワイドな高いギアは回転数と燃料消費量を低減させる。
ティプトロニックは新しいソリューションによりMHEVテクノロジーと効果的に連携。走行中にエンジンがアイドリングまたは完全に停止している場合、セントラルトランスミッションのクラッチは完全に切れ動力の接続を遮断する。
また電動オイルポンプにより、ティプトロニックは惰性走行中にギアを入れることができる。
ドライブトレーンは、クワトロシステム(四輪駆動)。
通常の運転状況ではセルフロッキングセンターディファレンシャルが前後車軸間のトルクを40:60の比率で分配。
スリップが検出された時には最適なトラクションのために、70:30~15:85まで可変する。
クワトロシステムを補完するインテリジェントなソフトウェア機能であるホイールセレクティブトルクコントロールは、あらゆる路面で有効。ダイナミックなコーナリング時はカーブ内側のタイヤがスリップし始める前に最低限のブレーキをかけ、パワーはディファレンシャルを介してよりよいトラクションを有するタイヤに向けられる。これによりハンドリングは正確で機敏なまま安定する。
オプション設定される後車軸のスポーツディファレンシャルはダイナミックなコーナリング時に後輪間のパワーを積極的に分配し、アンダーステアを抑え文字通り車をコーナーに押し込む。
タイトコーナーから加速する時には外側の後輪により多くのトルクを送り、敏捷性をさらに向上させる。
0-100km/h加速 : 5.1秒
新しい「SQ5 TDI」のスポーティーで正確なドライビング特性の基礎は、フロント&リアの洗練された5リンクサスペンションによって築かれる。
アウディはオプションとしてダイナミックステアリングも提供。これは波動歯車を使用して速度とステアリング角度の関数に応じて広い範囲にわたりステアリングレシオを可変させる。
コンフォートからダイナミックまで幅広くカバーするダンパーコントロール付きサスペンションは標準装備され、スタンダードサスペンションを装備した「Q5」と比べて車高は30mm低い。
スポーツディファレンシャル、エンジン、ステアリング、ティプトロニック、ダンパーはアウディ・ドライブセレクト(ダイナミックハンドリングシステム)に統合されており、ドライバーは複数のプロファイルを通してこれらの設定を変更することができる。
アウディはまた別のオプションとしてS専用アダプティブエアサスペンションを提供。ダンピングだけでなくボディトリムもそれぞれの運転状況に合わせて調整される。
標準装備される鋳造アルミニウムホイールは20インチ。タイヤサイズは255/45。
オプションとして21インチホイールが設定され、"Audi Sport GmbH"からの3種類の21インチホイールも選択可能。
フロントブレーキシステムはアルミニウム製6ポットキャリパーと375mm径スチール製ディスクの組み合わせ。
"S"ロゴが印されたブラックカラーのキャリパーは、オプションとしてレッドカラーを選択可能。
便利で安全な運転支援システムは、幅広く提供される。
予測効率アシスタントはドライバーに燃料節約のための具体的なヒントを提供。アウディ・アクティブレーンアシストは車線保持を簡単にし低速の渋滞走行時にはステアリング操作の一部を処理。ディスタンスワーニングディスプレーは前車との間隔が安全な距離を下回るとドライバーに警告。これらと他の機能はオプションのツアーアシストパッケージにまとめられている。
オプション機能のリアクロストラフィックアシスト、エグジットワーニング、衝突回避アシスト、ターンアシストも日常運転の安全性を高める。
同じことはプレセンスシステムにも当てはまり、標準装備されるアウディ・プレセンスシステムシティはドライバーに歩行者や周囲の車について警告し必要であればシステムの制限内で自動緊急ブレーキをかける。
さらなるオプション機能は、パークアシスト、カメラベース交通標識認識、ヒルディセントコントロール。
インフォテインメントとアウディ・コネクトは論理的かつインテリジェント。
"MMI"操作コンセプトは理解しやすく、知的なフリーテキスト検索機能を備えている。
自然言語によるボイスコントロール機能は日常会話からの入力も認識。
3つ目の制御レベルはドライバーインフォメーションシステムまたはオプションのアウディ・バーチャルコックピットを操作するために使用されるレザー製マルチファンクションステアリングホイール。
12.3インチディスプレーを備えたアウディ・バーチャルコックピットは設定に応じてレブカウンターを中心に配したS専用モードが表示され、ヘッドアップディスプレーがこれを補完する。
インフォテインメントシステムのラインアップはモジュラーコンセプトに従っており、最上位は"MMI"オールインタッチ&8.3インチディスプレー付き"MMI"ナビゲーション。
これにはアウディ・コネクトが搭載されLTE経由で「SQ5 TDI」をインターネットに接続。同乗者にはWi-Fiホットスポットが提供されモバイル機器をインターネットに接続することができる。
アウディ・フォンボックスは近接カップリングによってスマートフォンを車両アンテナに接続し、同時にQi規格の誘導充電を行う。
アウディ・スマートフォンインターフェースはApple CarPlayまたはGoogle Android Autoの環境を車に統合。
Hi-Fiオーディオファンのためには3Dサウンドを備えた"Bang & Olufsen"製サウンドシステムが選択可能。
ダークトーンを基調としたエレガントな雰囲気のインテリアでは、専用の"S"ロゴが描かれたイルミネーション付きドアシルがドライバーと同乗者を迎える。
レザー製ステアリングとスポーツシートはコントラストステッチがダイナミックでエレガントな雰囲気をかもし出す。またランバスパターンのステッチが施された空気圧マッサージ機能付きレザー&アルカンターラ製Sスポーツシートにアップグレードすることもできる。
標準のデコラティブインレーは"ブラッシュドアルミニウム"。エレガントなウッド製アプリケーションまたは"カーボン"インレーはオプション。
ステアリングホイールのシフトパドルはアルミニウムルック。またペダルとフットレストはステンレススチール製。
オプションのリアシートベンチプラスは3つのセグメントに分けることができる。
前後位置とリクライニングの調整機能はオプション。
ラゲッジ容量は標準で550リットル。リアシートバックを倒した場合は1,550リットルに拡大する。
ドイツでの標準装備には、5ツインスポークスターデザイン・20インチ鋳造アルミニウムホイール、LEDヘッドライト、S専用ダンパーコントロール付きサスペンション、レザー&アルカンターラ製スポーツシート、レザー製3スポークマルチファンクションステアリングホイールが含まれる。
新しい「アウディ SQ5 TDI」は、2019年夏にドイツでの販売が開始される。
ベース価格は、67,750ユーロ。
アウディ US純正 Quattroキーリング/クアトロ 【AUDI GENUINE PARTS】