Audi e-tron FE05 [2019]
- 2018/10/05
- 19:00
![Audi e-tron FE05 [2019] 001](https://blog-imgs-102.fc2.com/a/u/d/audiwp/20181005104609065s.jpg)
![Audi e-tron FE05 [2019] 002](https://blog-imgs-102.fc2.com/a/u/d/audiwp/201810051046109d5s.jpg)
![Audi e-tron FE05 [2019] 003](https://blog-imgs-102.fc2.com/a/u/d/audiwp/20181005104612e65s.jpg)
アウディが発表した新開発の「アウディ e-tron FE05」。
12月15日にサウジアラビア・ディルイーヤで開幕する『FIA フォーミュラE選手権』のシーズン5(2018/2019シーズン)を戦う、新世代のフォーミュラEマシン。
壮大なデザイン、より大きなパワー、より高い効率性、より長い航続距離は、フォーミュラEにとって過去最高の革新を表している。
新型電動レースカーはバッテリーは45分のレース距離を走りきる容量を備え、2014年のシリーズ初開催以来初めて1レースを1台のマシンしか使用しない。
レース中のマシン交換は必要なくなり、これはモータースポーツの特にフォーミュラEが革新と技術をいかに進化させているかを証明する。
アウディは「e-tron FE05」の開発に当たって新しい技術および戦略的な課題に対して最新の注意を払った。
このことは特にマシンの中心部となる主要なコンポーネントのモーター、インバーター、ギアボックス、リアサスペンション、ソフトウェアで構成されるドライブトレーンに当てはまる。
残りの部分はすべてのチームが同一となるが、各メーカーはドライブトレーンに関する技術的な専門知識を披露する機会を得る。
電動レーシングシリーズのシーズン4は、"アウディスポーツ アプト シェフラー"が7月中旬にアメリカ・ニューヨークで行われた最終戦でタイトルを獲得しシーズンを終えた。
「e-tron FE04」が最も効率的なマシンであることは明らかに証明されており、後継モデルとなる「e-tron FE05」はチャンピオンマシンの進化を示している。
"アウディ シェフラー MGU03"と呼ばれるモータージェネレーターユニットは、アウディと技術パートナーであるシェフラーが共同開発。
エンジニアはパッケージをさらに効率化し、その有効性を高めることに特に重点を置いた。
シングルギアの基本コンセプトを維持しながら同時に詳細を洗練しすべての部品を製造。ドライブトレーン部品の95%が新品となり重量は10%削減された。
「e-tron FE05」の開発は2017年の中ごろに始まり、2018年7月末までに国際自動車連盟(FIA)がマシンを公認。
変更はもはや許可されず、シーズン中はソフトウェアの改良のみ許可される可能性がある。
シーズン5に参戦する全チームとの合同テストは10月中旬にスペイン・バレンシアで予定されており、その後レースマシンと装備品はサウジアラビアに向けて輸送される。
『FIA フォーミュラE選手権』のシーズン5では、モーターは予選で最大250kW(340馬力)の出力を発揮することができる。
レース中の出力は200kW(272馬力)に制限されるが、新たに設定されるアクティベーションゾーンと呼ばれる区間ではドライバーがこのゾーンを通過するとき225kW(306馬力)のハイパワーモードを使用することができる。
またフォーミュラEのファンは"ファンブースト"を介したオンライン投票で応援するドライバーをサポートすることができ、これによりドライバーには一時的に250kW(340馬力)のパワーブーストが与えられる。
すべてのフォーミュラEチームは重量374kgのマクラーレン製リチウムイオンバッテリーからパワーを引き出す。
バッテリーはコックピットとパワートレーンの間に搭載される、52kWhの容量を有し、45分以内に充電することができる。
シーズン5の全く新しい開発はブレーキバイワイヤシステム。ブレーキ制御およびリアアクスルへの伝達は互いに分離され、電子的に制御される。したがってブレーキバランスが常に最適に配分され回生はさらに効率的となる。
カーボンファイバー製モノコックはフォーミュラー1と同様にFIAの安全基準に準拠して開発され、フロントとリアおよびサイドのCFRPクラッシュ構造は最大限の安全性を提供。また新しいハロシステムはフォーミュラー1と同様にコックピットのドライバーに追加の保護をもたらす。
フォーミュラEマシンの最低重量は900kg(ドライバー含む)。0-100km/hを3.1秒で加速し、最高時速は約240km/h。
特に注目すべき点はモータースポーツでは稀なリアウィングのないアグレッシブなデザイン。代わりにダウンフォースはマシン後部にある大きなディフューザーによって生成される。
2018/2019シーズンの『FIA フォーミュラE選手権』は、12の都市で13レースが計画されている。
2018年12月のディルイーヤでの開幕戦と2019年7月中旬のニューヨークでのダブルヘッダーの最終戦の間に、マラケシュ(モロッコ)、メキシコシティ(メキシコ)、香港(中国)、ローマ(イタリア)、パリ(フランス)、モナコ、ベルリン(ドイツ)などでレースが行われる。
各レースは45分+1周で争われ、ほとんどのレースは市内中心部のストリートサーキットで開催される。
2018/2019シーズンでは、アウディのワークスチームに加えてイギリスの"ヴァージン・レーシング"がカスタマーチームとして「e-tron FE05」で参戦する。
この新たなパートナーシップは2チーム間の健全な競争によりパフォーマンスレベルを継続的に向上させることを目的としている。
"アウディスポーツ アプト シェフラー"のドライバーは、チーム創立時から変わらずルーカス・ディ・グラッシ(ブラジル)とダニエル・アプト(ドイツ)。
ディ・グラッシは2017/2018シーズンにドライバーズチャンピオンシップでタイトルを獲得し、2018/2019シーズンはディ・グラッシが2位、アプトが5位で終えた。
スパーク 1/ 43 Audi Sport ABT Schaeffler No.66 Winner Berlin ePrix Formula E Season 4 (2017-2018)(S5931)ミニカー 返品種別B
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